一辺の長さが2の立方体ABCD-EFGHにおいて、$\overrightarrow{AB} = \vec{a}$、$\overrightarrow{BC} = \vec{b}$とするとき、$\overrightarrow{DH} = \vec{d}$を$\vec{a}$と$\vec{b}$を用いて表す。

幾何学ベクトル空間ベクトル立方体ベクトルの表現外積
2025/5/21

1. 問題の内容

一辺の長さが2の立方体ABCD-EFGHにおいて、AB=a\overrightarrow{AB} = \vec{a}BC=b\overrightarrow{BC} = \vec{b}とするとき、DH=d\overrightarrow{DH} = \vec{d}a\vec{a}b\vec{b}を用いて表す。

2. 解き方の手順

立方体なので、a\vec{a}b\vec{b}は垂直であり、DH\overrightarrow{DH}a\vec{a}b\vec{b}の両方に垂直です。
したがって、DH\overrightarrow{DH}a\vec{a}b\vec{b}の外積の定数倍で表すことができます。
DH\overrightarrow{DH}の向きはa\vec{a}b\vec{b}で作られる平面に垂直であり、a×b\vec{a} \times \vec{b}の向きと同じなので、
DH=k(a×b)\overrightarrow{DH} = k (\vec{a} \times \vec{b})
と表すことができます。ここで、kkは実数です。
外積の大きさは、
a×b=absinθ|\vec{a} \times \vec{b}| = |\vec{a}| |\vec{b}| \sin{\theta}
で与えられます。ここで、θ\thetaa\vec{a}b\vec{b}のなす角です。
a\vec{a}b\vec{b}は垂直なので、θ=90\theta = 90^{\circ}であり、sin90=1\sin{90^{\circ}} = 1です。
したがって、
a×b=ab=2×2=4|\vec{a} \times \vec{b}| = |\vec{a}| |\vec{b}| = 2 \times 2 = 4
となります。
一方、DH=2|\overrightarrow{DH}| = 2 なので、
DH=k(a×b)=ka×b=k×4=2|\overrightarrow{DH}| = |k (\vec{a} \times \vec{b})| = |k| |\vec{a} \times \vec{b}| = |k| \times 4 = 2
したがって、k=24=12|k| = \frac{2}{4} = \frac{1}{2}となります。
DH\overrightarrow{DH}の向きはa×b\vec{a} \times \vec{b}の向きと同じなので、kkは正の値であり、k=12k = \frac{1}{2}となります。
したがって、
DH=12(a×b)\overrightarrow{DH} = \frac{1}{2} (\vec{a} \times \vec{b})
となります。
しかし、画像にDH=a×b\overrightarrow{DH} = \vec{a} \times \vec{b}という記述があるため、この問題の意図を正しく理解できていない可能性があります。
AD\overrightarrow{AD}c\vec{c}と定義すると、
a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}は互いに垂直なベクトルとなります。d=c\vec{d}=\vec{c} なので、このベクトルをa\vec{a}b\vec{b}を使って表すことを考えます。
DH=c\overrightarrow{DH}=\vec{c}であり、立方体の一辺の長さが2なので、a=b=c=2|\vec{a}|=|\vec{b}|=|\vec{c}|=2です。
a=(2,0,0)\vec{a} = (2,0,0), b=(0,2,0)\vec{b} = (0,2,0)とすると、c=(0,0,2)\vec{c} = (0,0,2)となります。a×b=(0,0,4)\vec{a} \times \vec{b} = (0,0,4)なので、c=12a×b\vec{c}=\frac{1}{2} \vec{a} \times \vec{b}となります。
しかし、この問題はa\vec{a}b\vec{b}の線形結合で表すことを意図しているようなので、別の方法を考えます。
DH\overrightarrow{DH}AE\overrightarrow{AE}と等しいので、
DH=AE=AB×BC\overrightarrow{DH}=\overrightarrow{AE}=\overrightarrow{AB} \times \overrightarrow{BC}のような関係はないので、
DH\overrightarrow{DH}a\vec{a}b\vec{b}を用いて表すことは不可能であると考えられます。

3. 最終的な答え

DH=12(a×b)\overrightarrow{DH} = \frac{1}{2}(\vec{a} \times \vec{b})

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