問題は、次の2次関数のグラフがx軸と共有点を持つかどうかを判断し、x軸に接するものを選び、そのx座標を求めることです。与えられた2次関数は以下の3つです。 (1) $y = x^2 - 6x + 5$ (2) $y = x^2 - 2x - 5$ (3) $y = x^2 - 8$

代数学二次関数判別式グラフx軸との交点解の公式
2025/5/22

1. 問題の内容

問題は、次の2次関数のグラフがx軸と共有点を持つかどうかを判断し、x軸に接するものを選び、そのx座標を求めることです。与えられた2次関数は以下の3つです。
(1) y=x26x+5y = x^2 - 6x + 5
(2) y=x22x5y = x^2 - 2x - 5
(3) y=x28y = x^2 - 8

2. 解き方の手順

2次関数y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + cのグラフがx軸と共有点を持つかどうかは、判別式D=b24acD = b^2 - 4acの符号によって決まります。
* D>0D > 0のとき、x軸と2点で交わる。
* D=0D = 0のとき、x軸と接する(1点で交わる)。
* D<0D < 0のとき、x軸と共有点を持たない。
まず、それぞれの2次関数の判別式を計算します。
(1) y=x26x+5y = x^2 - 6x + 5の場合:
a=1a = 1, b=6b = -6, c=5c = 5
D=(6)24(1)(5)=3620=16>0D = (-6)^2 - 4(1)(5) = 36 - 20 = 16 > 0
したがって、x軸と2点で交わる。
交点のx座標を求めるために、y=0y = 0とおいて、x26x+5=0x^2 - 6x + 5 = 0を解きます。
(x1)(x5)=0(x - 1)(x - 5) = 0より、x=1,5x = 1, 5
(2) y=x22x5y = x^2 - 2x - 5の場合:
a=1a = 1, b=2b = -2, c=5c = -5
D=(2)24(1)(5)=4+20=24>0D = (-2)^2 - 4(1)(-5) = 4 + 20 = 24 > 0
したがって、x軸と2点で交わる。
交点のx座標を求めるために、y=0y = 0とおいて、x22x5=0x^2 - 2x - 5 = 0を解きます。
解の公式より、x=(2)±(2)24(1)(5)2(1)=2±242=2±262=1±6x = \frac{-(-2) \pm \sqrt{(-2)^2 - 4(1)(-5)}}{2(1)} = \frac{2 \pm \sqrt{24}}{2} = \frac{2 \pm 2\sqrt{6}}{2} = 1 \pm \sqrt{6}
(3) y=x28y = x^2 - 8の場合:
a=1a = 1, b=0b = 0, c=8c = -8
D=(0)24(1)(8)=0+32=32>0D = (0)^2 - 4(1)(-8) = 0 + 32 = 32 > 0
したがって、x軸と2点で交わる。
交点のx座標を求めるために、y=0y = 0とおいて、x28=0x^2 - 8 = 0を解きます。
x2=8x^2 = 8より、x=±8=±22x = \pm \sqrt{8} = \pm 2\sqrt{2}
x軸に接するものは存在しません。問題文に「グラフがx軸に接するものはどれか」とあるので、問題文に誤りがあるか、問題の意図が異なります。
もし問題が「最もx軸に近いのはどれか」という意図であれば、判別式が0に近いものを選ぶことになりますが、今回はすべて正の値なので、そのような解釈は難しいです。

3. 最終的な答え

与えられた関数の中でx軸と接するものはありません。
(1) x軸との交点のx座標:x=1,5x = 1, 5
(2) x軸との交点のx座標:x=1±6x = 1 \pm \sqrt{6}
(3) x軸との交点のx座標:x=±22x = \pm 2\sqrt{2}

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