直方体ABCD-EFGHにおいて、AB=$2\sqrt{2}$, AD=$\sqrt{3}$, AE=1であるとき、 (1) $\triangle$ACFの面積を求めなさい。 (2)点Bから$\triangle$ACFにおろした垂線BHの長さを求めなさい。

幾何学空間図形直方体三平方の定理ヘロンの公式体積垂線
2025/5/22

1. 問題の内容

直方体ABCD-EFGHにおいて、AB=222\sqrt{2}, AD=3\sqrt{3}, AE=1であるとき、
(1) \triangleACFの面積を求めなさい。
(2)点Bから\triangleACFにおろした垂線BHの長さを求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) \triangleACFの面積を求める。
まず、AC, CF, FAの長さをそれぞれ求める。
直角三角形ADCにおいて、
AC2=AD2+DC2=(3)2+(22)2=3+8=11AC^2 = AD^2 + DC^2 = (\sqrt{3})^2 + (2\sqrt{2})^2 = 3 + 8 = 11
AC=11AC = \sqrt{11}
直角三角形CFGにおいて、
CF2=CG2+GF2=12+(22)2=1+8=9CF^2 = CG^2 + GF^2 = 1^2 + (2\sqrt{2})^2 = 1 + 8 = 9
CF=3CF = 3
直角三角形AEFにおいて、
AF2=AE2+EF2=12+(3)2=1+3=4AF^2 = AE^2 + EF^2 = 1^2 + (\sqrt{3})^2 = 1 + 3 = 4
AF=2AF = 2
\triangleACFにおいて、AC = 11\sqrt{11}, CF = 3, AF = 2である。
ヘロンの公式を用いる。
s=11+3+22=5+112s = \frac{\sqrt{11} + 3 + 2}{2} = \frac{5 + \sqrt{11}}{2}
\triangleACFの面積をSとすると、
S=s(sa)(sb)(sc)S = \sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)}
S=5+112(5+11211)(5+1123)(5+1122)S = \sqrt{\frac{5 + \sqrt{11}}{2}(\frac{5 + \sqrt{11}}{2} - \sqrt{11})(\frac{5 + \sqrt{11}}{2} - 3)(\frac{5 + \sqrt{11}}{2} - 2)}
S=5+112(5112)(1112)(11+12)S = \sqrt{\frac{5 + \sqrt{11}}{2}(\frac{5 - \sqrt{11}}{2})(\frac{\sqrt{11} - 1}{2})(\frac{\sqrt{11} + 1}{2})}
S=251141114=144104=14016=354=352S = \sqrt{\frac{25 - 11}{4} \cdot \frac{11 - 1}{4}} = \sqrt{\frac{14}{4} \cdot \frac{10}{4}} = \sqrt{\frac{140}{16}} = \sqrt{\frac{35}{4}} = \frac{\sqrt{35}}{2}
(2) 点Bから\triangleACFにおろした垂線BHの長さを求める。
直方体ABCD-EFGHの体積Vは、V=ABADAE=2231=26V = AB \cdot AD \cdot AE = 2\sqrt{2} \cdot \sqrt{3} \cdot 1 = 2\sqrt{6}
また、四面体BACFの体積は、16\frac{1}{6}直方体の体積に等しい。
四面体BACFの体積 = 13ACFBH\frac{1}{3} \cdot \triangle ACF \cdot BH
13352BH=16V=1626=63\frac{1}{3} \cdot \frac{\sqrt{35}}{2} \cdot BH = \frac{1}{6} V = \frac{1}{6} \cdot 2\sqrt{6} = \frac{\sqrt{6}}{3}
356BH=63\frac{\sqrt{35}}{6} \cdot BH = \frac{\sqrt{6}}{3}
BH=63635=2635=221035BH = \frac{\sqrt{6}}{3} \cdot \frac{6}{\sqrt{35}} = \frac{2\sqrt{6}}{\sqrt{35}} = \frac{2\sqrt{210}}{35}

3. 最終的な答え

(1) 352\frac{\sqrt{35}}{2}
(2) 221035\frac{2\sqrt{210}}{35}

「幾何学」の関連問題

三角形ABCがあり、辺BC上に点Hがある。AHはBCに対する垂線である。AH上に点Pを取り、PBとPCを引く。影をつけた部分(三角形ABPとACPの面積の合計)の面積を、PHの長さを $h$ cmとお...

三角形面積垂線相似計算
2025/5/22

一辺の長さが $a$ である正三角形に外接する円の半径を求める問題です。

正三角形外接円半径ピタゴラスの定理
2025/5/22

長方形ABCDがあり、頂点Bが頂点Dに重なるように折るとき、折り目となる線を作図する問題です。

作図長方形垂直二等分線折り返し
2025/5/22

母線の長さが9cm、底面の円の半径が4cmの円錐の展開図における扇形の中心角を求める。

円錐円柱表面積展開図中心角体積
2025/5/22

母線の長さが9cm、底面の円の半径が4cmの円錐がある。この円錐の展開図における扇形の中心角を求める。

円錐展開図扇形中心角円周
2025/5/22

三角形ABCにおいて、$b=4$, $c=\sqrt{3}$, $A=30^\circ$ のとき、$a$の値を求めよ。

三角形余弦定理三角比
2025/5/22

直方体ABCD-EFGHにおいて、AB=$3\sqrt{3}$、AD=$3\sqrt{5}$、AE=$\sqrt{5}$である。 (1) cos∠AFHの値を求めよ。 (2) △AFHの面積Sを求めよ...

空間図形直方体三平方の定理余弦定理三角比面積
2025/5/22

三角形AFHの面積Sを求める問題です。

三角形面積図形
2025/5/22

座標平面上の定点A(3, 6)と任意の点Pに対し、ベクトル方程式 $|3\vec{OP} - 2\vec{OA}| = 1$ は円を表す。この円の中心の座標と半径を求めよ。

ベクトルベクトル方程式座標平面
2025/5/22

与えられたグラフ、パスグラフ $P_4$、サイクルグラフ $C_5$ について、それぞれのグラフの直径と、その補グラフの直径を求める。

グラフ理論グラフの直径補グラフパスグラフサイクルグラフ
2025/5/22