命題は「a+b=1ならば、2次方程式 $x^2 + ax - b = 0$ は (イ) をもつ」という形なので、主語は $a+b=1$ であることがわかります。

代数学二次方程式判別式対偶証明
2025/5/22
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1. 問題の内容

2次方程式 x2+axb=0x^2 + ax - b = 0 が虚数解をもつならば、a+b1a+b \ne 1 であることを証明する問題で、証明の穴埋め形式になっています。具体的には、以下の空欄を埋めます。
* ア:命題の主語
* イ:2次方程式の解の種類
* ウ:a+b=1a+b=1 を変形した bb の式
* エ:判別式を計算した結果の式
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2. 解き方の手順

1. **アを埋める**:

命題は「a+b=1ならば、2次方程式 x2+axb=0x^2 + ax - b = 0 は (イ) をもつ」という形なので、主語は a+b=1a+b=1 であることがわかります。

2. **ウを埋める**:

a+b=1a+b=1bb について解くと、
b=1ab = 1 - a
となります。

3. **エを埋める**:

2次方程式 x2+axb=0x^2 + ax - b = 0 の判別式 DD は、
D=a24(1)(b)=a2+4bD = a^2 - 4(1)(-b) = a^2 + 4b
ここで、b=1ab = 1 - a を代入すると、
D=a2+4(1a)=a24a+4=(a2)2D = a^2 + 4(1 - a) = a^2 - 4a + 4 = (a - 2)^2

4. **イを埋める**:

D=(a2)20D = (a - 2)^2 \ge 0 なので、a+b=1a+b=1 のとき、2次方程式 x2+axb=0x^2 + ax - b = 0 は実数解を持つことがわかります。特に D>0D>0 であれば異なる2つの実数解をもち、D=0D=0であれば重解をもちます。したがって、a+b=1a+b=1 ならば x2+axb=0x^2+ax-b=0 は虚数解をもつことはありません。よって、「虚数解をもたない」と表現するのが適当です。
問題文より、2次方程式 x2+axb=0x^2 + ax - b = 0 が虚数解をもつならば、a+b1a+b \ne 1 であることを証明するので、対偶を考えると、a+b=1a+b=1 ならば x2+axb=0x^2 + ax - b = 0 は虚数解を持たない、と言えます。
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3. 最終的な答え

ア:a+b=1
イ:実数解
ウ:1-a
エ:a-2

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