右図の三角形ABCにおいて、角Aは60°、角Bは45°、辺ACの長さは$\sqrt{6}$である。このとき、辺BCの長さ$a$を求める。

幾何学三角比正弦定理三角形角度辺の長さ
2025/5/22

1. 問題の内容

右図の三角形ABCにおいて、角Aは60°、角Bは45°、辺ACの長さは6\sqrt{6}である。このとき、辺BCの長さaaを求める。

2. 解き方の手順

正弦定理を用いる。正弦定理とは、三角形ABCにおいて、各辺の長さをa, b, c、それぞれの対角の大きさをA, B, Cとするとき、
asinA=bsinB=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C}
が成り立つという定理である。
この問題では、aa(辺BC)と6\sqrt{6}(辺AC)がわかっており、それぞれの対角の角度が60°と45°であることがわかっている。
したがって、正弦定理より、
asin60=6sin45\frac{a}{\sin 60^\circ} = \frac{\sqrt{6}}{\sin 45^\circ}
これをaaについて解く。
sin60=32\sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}sin45=22\sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}であるから、
a32=622\frac{a}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{\sqrt{6}}{\frac{\sqrt{2}}{2}}
a=32×622a = \frac{\sqrt{3}}{2} \times \frac{\sqrt{6}}{\frac{\sqrt{2}}{2}}
a=32×262a = \frac{\sqrt{3}}{2} \times \frac{2\sqrt{6}}{\sqrt{2}}
a=3×62a = \sqrt{3} \times \frac{\sqrt{6}}{\sqrt{2}}
a=3×3a = \sqrt{3} \times \sqrt{3}
a=3a = 3

3. 最終的な答え

a=3a = 3

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