直径 $d=20$ mm、長さ $l=50$ cmの丸棒が剛体の壁A, Bに固定されている。この棒の中央Cに外力 $P=10$ kNを加えたとき、棒AC間とCB間に生じる応力 $\sigma_{AC}$ と $\sigma_{CB}$ を求め、点Cの変位を求める。丸棒の材質は軟鋼で、縦弾性係数 $E=206$ GPaとする。
2025/5/23
1. 問題の内容
直径 mm、長さ cmの丸棒が剛体の壁A, Bに固定されている。この棒の中央Cに外力 kNを加えたとき、棒AC間とCB間に生じる応力 と を求め、点Cの変位を求める。丸棒の材質は軟鋼で、縦弾性係数 GPaとする。
2. 解き方の手順
この問題は不静定問題なので、力の釣り合いの式と変形の適合条件を用いる。
(1) 力の釣り合い
壁A, Bからの反力をそれぞれ とする。
力の釣り合いの式は、
(1)
(2) 変形の適合条件
点Cの変位を とする。
AC間の伸びと、CB間の縮みが等しいから、
よって、 (2)
(3) (1), (2)式より
(4) 応力の計算
(5) 点Cの変位の計算
3. 最終的な答え
点Cの変位