三角形ABCにおいて、$AB=5$, $AC=3$, $\angle A = 120^\circ$とする。$\angle A$の二等分線と辺BCの交点をDとする。線分ADの長さを求めよ。

幾何学三角形角の二等分線面積三角比
2025/5/23

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=5AB=5, AC=3AC=3, A=120\angle A = 120^\circとする。A\angle Aの二等分線と辺BCの交点をDとする。線分ADの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、A\angle Aの二等分線であるADは、BAD=CAD=60\angle BAD = \angle CAD = 60^\circとなる。
三角形ABCの面積をSABCS_{ABC}とすると、
SABC=SABD+SACDS_{ABC} = S_{ABD} + S_{ACD}が成り立つ。
SABC=12ABACsinA=1253sin120=121532=1534S_{ABC} = \frac{1}{2} \cdot AB \cdot AC \cdot \sin{A} = \frac{1}{2} \cdot 5 \cdot 3 \cdot \sin{120^\circ} = \frac{1}{2} \cdot 15 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = \frac{15\sqrt{3}}{4}
ADの長さをxxとすると、
SABD=12ABADsinBAD=125xsin60=125x32=53x4S_{ABD} = \frac{1}{2} \cdot AB \cdot AD \cdot \sin{\angle BAD} = \frac{1}{2} \cdot 5 \cdot x \cdot \sin{60^\circ} = \frac{1}{2} \cdot 5x \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = \frac{5\sqrt{3}x}{4}
SACD=12ACADsinCAD=123xsin60=123x32=33x4S_{ACD} = \frac{1}{2} \cdot AC \cdot AD \cdot \sin{\angle CAD} = \frac{1}{2} \cdot 3 \cdot x \cdot \sin{60^\circ} = \frac{1}{2} \cdot 3x \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = \frac{3\sqrt{3}x}{4}
SABC=SABD+SACDS_{ABC} = S_{ABD} + S_{ACD}より、
1534=53x4+33x4\frac{15\sqrt{3}}{4} = \frac{5\sqrt{3}x}{4} + \frac{3\sqrt{3}x}{4}
1534=83x4\frac{15\sqrt{3}}{4} = \frac{8\sqrt{3}x}{4}
153=83x15\sqrt{3} = 8\sqrt{3}x
x=15383=158x = \frac{15\sqrt{3}}{8\sqrt{3}} = \frac{15}{8}

3. 最終的な答え

線分ADの長さは158\frac{15}{8}

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