2次関数 $y = x^2 - (a+4)x + a - 4$ のグラフが、$x$軸から切り取る線分の長さを$l$とする。 (1) $l$を$a$を用いて表す。 (2) $l$は$a=2$のとき、最小値をとる。

代数学二次関数グラフ解と係数の関係平方完成最小値
2025/3/8

1. 問題の内容

2次関数 y=x2(a+4)x+a4y = x^2 - (a+4)x + a - 4 のグラフが、xx軸から切り取る線分の長さをllとする。
(1) llaaを用いて表す。
(2) lla=2a=2のとき、最小値をとる。

2. 解き方の手順

(1) y=x2(a+4)x+a4=0y = x^2 - (a+4)x + a - 4 = 0 の解をα,β\alpha, \betaとすると、l=βαl = |\beta - \alpha|
解と係数の関係より、α+β=a+4,αβ=a4\alpha + \beta = a+4, \alpha \beta = a-4
よって、l2=(βα)2=(α+β)24αβ=(a+4)24(a4)=a2+8a+16+16=a2+4a+32l^2 = (\beta - \alpha)^2 = (\alpha + \beta)^2 - 4\alpha \beta = (a+4)^2 - 4(a-4) = a^2 + 8a + 16 + 16 = a^2 + 4a + 32
したがって、l=a2+4a+32l = \sqrt{a^2 + 4a + 32}
(2) a=2a=2のとき、l=22+4(2)+32=4+8+32=44=211l = \sqrt{2^2 + 4(2) + 32} = \sqrt{4 + 8 + 32} = \sqrt{44} = 2\sqrt{11}
また、a2+4a+32=(a+2)2+2828a^2 + 4a + 32 = (a+2)^2 + 28 \ge 28 より、l28=27l \ge \sqrt{28} = 2\sqrt{7}
llが最小値をとるのはa=2a = -2 のときで、その最小値は l=(2)2+4(2)+32=48+32=28=27l = \sqrt{(-2)^2 + 4(-2) + 32} = \sqrt{4 - 8 + 32} = \sqrt{28} = 2\sqrt{7}

3. 最終的な答え

(1)
l=a2+4a+32l = \sqrt{a^2 + 4a + 32}
(2)
a=2a = -2
272\sqrt{7}

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