曲線 $x = y^2 - y$ と直線 $x = -2y + 2$ で囲まれた部分の面積を求めます。

解析学積分面積曲線積分計算
2025/5/24

1. 問題の内容

曲線 x=y2yx = y^2 - y と直線 x=2y+2x = -2y + 2 で囲まれた部分の面積を求めます。

2. 解き方の手順

まず、曲線と直線の交点の yy 座標を求めます。
y2y=2y+2y^2 - y = -2y + 2
y2+y2=0y^2 + y - 2 = 0
(y+2)(y1)=0(y + 2)(y - 1) = 0
したがって、y=2,1y = -2, 1 となります。
求める面積は、yy についての積分で計算できます。
S=21[(2y+2)(y2y)]dyS = \int_{-2}^{1} [(-2y + 2) - (y^2 - y)] dy
S=21(y2y+2)dyS = \int_{-2}^{1} (-y^2 - y + 2) dy
S=[13y312y2+2y]21S = \left[ -\frac{1}{3}y^3 - \frac{1}{2}y^2 + 2y \right]_{-2}^{1}
S=(13(1)312(1)2+2(1))(13(2)312(2)2+2(2))S = \left( -\frac{1}{3}(1)^3 - \frac{1}{2}(1)^2 + 2(1) \right) - \left( -\frac{1}{3}(-2)^3 - \frac{1}{2}(-2)^2 + 2(-2) \right)
S=(1312+2)(8324)S = \left( -\frac{1}{3} - \frac{1}{2} + 2 \right) - \left( \frac{8}{3} - 2 - 4 \right)
S=(2636+126)(836)S = \left( -\frac{2}{6} - \frac{3}{6} + \frac{12}{6} \right) - \left( \frac{8}{3} - 6 \right)
S=76(83183)S = \frac{7}{6} - \left( \frac{8}{3} - \frac{18}{3} \right)
S=76(103)S = \frac{7}{6} - \left( -\frac{10}{3} \right)
S=76+206S = \frac{7}{6} + \frac{20}{6}
S=276=92S = \frac{27}{6} = \frac{9}{2}

3. 最終的な答え

92\frac{9}{2}

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