$a > 0, b > 0$のとき、以下の不等式が成り立つことを証明し、等号が成り立つ場合を調べる。 (1) $a + \frac{9}{a} \geq 6$ (2) $\frac{a}{b} + \frac{b}{a} \geq 2$
2025/5/24
1. 問題の内容
のとき、以下の不等式が成り立つことを証明し、等号が成り立つ場合を調べる。
(1)
(2)
2. 解き方の手順
(1) 相加平均と相乗平均の関係を利用する。なので、とはともに正の数である。
相加平均と相乗平均の関係より、
したがって、が成り立つ。
等号が成り立つのは、のとき。つまり、となるので、(より)。
(2) 相加平均と相乗平均の関係を利用する。なので、とはともに正の数である。
相加平均と相乗平均の関係より、
したがって、が成り立つ。
等号が成り立つのは、のとき。つまり、となるので、(より)。
3. 最終的な答え
(1) 等号成立はのとき。
(2) 等号成立はのとき。