まず、与えられた数を素因数分解します。
63=32×7 294=2×3×72 最大公約数が 21 なので、21=3×7 となります。 最小公倍数が 9702 なので、9702=2×33×72 となります。 a を a=21k=3×7×k と表します。ここで k は整数です。 63, 294, a の最大公約数が 21 であることから、63= 3 x 3 x 7, 294 = 2 x 3 x 7 x 7 なので、k は 3 と 7 を因子に持たない可能性があります。
次に、63, 294, a の最小公倍数が 9702 であることを考慮します。
63, 294, a=3×7×k の最小公倍数 L は、 L=2×33×72 です。 63=32×7 294=2×3×72 a=3×7×k ここで、最小公倍数の定義から、各素因数の最大指数をとればよいので、
L=21×3max(2,1,v3(k)+1)×7max(1,2,v7(k)+1) L=2×33×72 より、 max(2,1,v3(k)+1)=3 max(1,2,v7(k)+1)=2 したがって、v3(k)+1=3 つまり v3(k)=2、v7(k)+1<=2 つまり、v7(k)<=1 そして、2 は k に入る可能性がある (v2(k)>=0) 。 k の最小値を求めるには k=32×20×70=9 または k=32×7=63 とすればよい。 a=21×9=189 を考えると、 63, 294, 189 の最大公約数は 3×7=21 であり、 最小公倍数は 2×33×72=9702 となり条件を満たします。 a=21×63=1323 とすると、 63, 294, 1323の最大公約数は21であり、
最小公倍数は 2×33×72=9702 となり条件を満たします。 さらに小さい k の値を探すと、k=2×32=18 であれば、 a=21×18=378 となります。 63, 294, 378の最大公約数は 3×7=21 であり、 最小公倍数は 2×33×72=9702 となり条件を満たします。 189, 378, 1323 のうち、最小は 189 なので a=189 が最小値です。