問題は、与えられた数について、正の約数の個数とその総和を求めることです。ここでは、(1) $5 \cdot 2^3$ と (2) 108 について求めます。

数論約数素因数分解整数の性質
2025/5/24

1. 問題の内容

問題は、与えられた数について、正の約数の個数とその総和を求めることです。ここでは、(1) 5235 \cdot 2^3 と (2) 108 について求めます。

2. 解き方の手順

(1) 5235 \cdot 2^3の場合:
まず、与えられた数を素因数分解します。すでに素因数分解されているので、51235^1 \cdot 2^3となります。
約数の個数は、各素因数の指数に1を足したものを掛け合わせることで求められます。
約数の個数 = (1+1)(3+1)=24=8(1+1) \cdot (3+1) = 2 \cdot 4 = 8
約数の総和は、各素因数について、1+p+p2+...+pn1+p+p^2+...+p^n (ここでpは素因数、nはその指数)を計算し、それらを掛け合わせることで求められます。
約数の総和 = (1+5)(1+2+22+23)=6(1+2+4+8)=615=90(1+5) \cdot (1+2+2^2+2^3) = 6 \cdot (1+2+4+8) = 6 \cdot 15 = 90
(2) 108の場合:
まず、108を素因数分解します。
108=2233108 = 2^2 \cdot 3^3
約数の個数 = (2+1)(3+1)=34=12(2+1) \cdot (3+1) = 3 \cdot 4 = 12
約数の総和 = (1+2+22)(1+3+32+33)=(1+2+4)(1+3+9+27)=740=280(1+2+2^2) \cdot (1+3+3^2+3^3) = (1+2+4) \cdot (1+3+9+27) = 7 \cdot 40 = 280

3. 最終的な答え

(1) 5235 \cdot 2^3の場合:
約数の個数: 8
約数の総和: 90
(2) 108の場合:
約数の個数: 12
約数の総和: 280

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