正の整数 $A, B$ を $6$ で割ったときの余りがそれぞれ $2, 5$ であるとき、以下の問いに答える問題です。 (1) $A + 3B$ を $6$ で割ったときの余りを求める。 (2) $AB$ を $6$ で割ったときの余りを求める。

算数剰余整数の性質合同式
2025/3/24

1. 問題の内容

正の整数 A,BA, B66 で割ったときの余りがそれぞれ 2,52, 5 であるとき、以下の問いに答える問題です。
(1) A+3BA + 3B66 で割ったときの余りを求める。
(2) ABAB66 で割ったときの余りを求める。

2. 解き方の手順

(1) A,BA, B66 で割ったときの余りがそれぞれ 2,52, 5 であるから、A=6m+2A = 6m + 2, B=6n+5B = 6n + 5m,nm, n は整数)と表せる。
A+3B=(6m+2)+3(6n+5)=6m+2+18n+15=6m+18n+17=6m+18n+12+5=6(m+3n+2)+5A + 3B = (6m + 2) + 3(6n + 5) = 6m + 2 + 18n + 15 = 6m + 18n + 17 = 6m + 18n + 12 + 5 = 6(m + 3n + 2) + 5
よって、A+3BA + 3B66 で割ったときの余りは 55 である。
(2) A=6m+2A = 6m + 2, B=6n+5B = 6n + 5m,nm, n は整数)より、
AB=(6m+2)(6n+5)=36mn+30m+12n+10=36mn+30m+12n+6+4=6(6mn+5m+2n+1)+4AB = (6m + 2)(6n + 5) = 36mn + 30m + 12n + 10 = 36mn + 30m + 12n + 6 + 4 = 6(6mn + 5m + 2n + 1) + 4
よって、ABAB66 で割ったときの余りは 44 である。

3. 最終的な答え

(1) 55
(2) 44

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