与えられた連立方程式を解き、$x$ベクトルと$y$ベクトルを$a$ベクトルと$b$ベクトルで表す問題です。 連立方程式は以下の通りです。 $4\vec{x} - 3\vec{y} = \vec{a}$ $-2\vec{x} + 5\vec{y} = \vec{b}$

代数学連立方程式ベクトル線形代数
2025/5/25

1. 問題の内容

与えられた連立方程式を解き、xxベクトルとyyベクトルをaaベクトルとbbベクトルで表す問題です。
連立方程式は以下の通りです。
4x3y=a4\vec{x} - 3\vec{y} = \vec{a}
2x+5y=b-2\vec{x} + 5\vec{y} = \vec{b}

2. 解き方の手順

まず、連立方程式を解くために、一方の変数を消去します。
最初の式に2をかけ、2番目の式に4をかけます。
2(4x3y)=2a2 * (4\vec{x} - 3\vec{y}) = 2 * \vec{a}
4(2x+5y)=4b4 * (-2\vec{x} + 5\vec{y}) = 4 * \vec{b}
これにより、以下の式が得られます。
8x6y=2a8\vec{x} - 6\vec{y} = 2\vec{a}
8x+20y=4b-8\vec{x} + 20\vec{y} = 4\vec{b}
2つの式を足し合わせると、xxが消去されます。
(8x6y)+(8x+20y)=2a+4b(8\vec{x} - 6\vec{y}) + (-8\vec{x} + 20\vec{y}) = 2\vec{a} + 4\vec{b}
14y=2a+4b14\vec{y} = 2\vec{a} + 4\vec{b}
yyベクトルについて解くと、
y=114(2a+4b)\vec{y} = \frac{1}{14}(2\vec{a} + 4\vec{b})
y=17a+27b\vec{y} = \frac{1}{7}\vec{a} + \frac{2}{7}\vec{b}
次に、xxベクトルを求めます。
最初の式 4x3y=a4\vec{x} - 3\vec{y} = \vec{a} に、求めたy\vec{y}を代入します。
4x3(17a+27b)=a4\vec{x} - 3(\frac{1}{7}\vec{a} + \frac{2}{7}\vec{b}) = \vec{a}
4x=a+37a+67b4\vec{x} = \vec{a} + \frac{3}{7}\vec{a} + \frac{6}{7}\vec{b}
4x=107a+67b4\vec{x} = \frac{10}{7}\vec{a} + \frac{6}{7}\vec{b}
xxベクトルについて解くと、
x=14(107a+67b)\vec{x} = \frac{1}{4}(\frac{10}{7}\vec{a} + \frac{6}{7}\vec{b})
x=514a+314b\vec{x} = \frac{5}{14}\vec{a} + \frac{3}{14}\vec{b}

3. 最終的な答え

x=514a+314b\vec{x} = \frac{5}{14}\vec{a} + \frac{3}{14}\vec{b}
y=17a+27b\vec{y} = \frac{1}{7}\vec{a} + \frac{2}{7}\vec{b}

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