(2) 身長(x)の標本平均と標本分散を計算します。
身長のデータは、176, 184, 167, 160, 164, 183, 185, 178, 163, 170 です。
標本平均 xˉ は、データの総和をデータ数で割ったものです。 xˉ=10176+184+167+160+164+183+185+178+163+170=101730=173.0 標本分散 sx2 は、各データと標本平均の差の二乗の総和をデータ数-1で割ったものです。 sx2=10−1∑i=110(xi−xˉ)2 各データと標本平均の差の二乗は以下の通りです。
(176−173)2=9 (184−173)2=121 (167−173)2=36 (160−173)2=169 (164−173)2=81 (183−173)2=100 (185−173)2=144 (178−173)2=25 (163−173)2=100 (170−173)2=9 これらの総和は 9+121+36+169+81+100+144+25+100+9=794 よって、標本分散は sx2=9794≈88.2 (3) 体重(y)の標本平均と標本分散を計算します。
体重のデータは、71, 83, 50, 59, 68, 88, 72, 61, 52, 70 です。
標本平均 yˉ は、データの総和をデータ数で割ったものです。 yˉ=1071+83+50+59+68+88+72+61+52+70=10674=67.4 標本分散 sy2 は、各データと標本平均の差の二乗の総和をデータ数-1で割ったものです。 sy2=10−1∑i=110(yi−yˉ)2 各データと標本平均の差の二乗は以下の通りです。
(71−67.4)2=12.96 (83−67.4)2=243.36 (50−67.4)2=302.76 (59−67.4)2=70.56 (68−67.4)2=0.36 (88−67.4)2=424.36 (72−67.4)2=21.16 (61−67.4)2=40.96 (52−67.4)2=237.16 (70−67.4)2=6.76 これらの総和は 12.96+243.36+302.76+70.56+0.36+424.36+21.16+40.96+237.16+6.76=1359.4 よって、標本分散は sy2=91359.4≈151.0 (4) 身長(x)と体重(y)の共分散を計算します。
共分散 sxy は、各データのxとyの偏差の積の総和をデータ数-1で割ったものです。 sxy=10−1∑i=110(xi−xˉ)(yi−yˉ) 各データのxとyの偏差の積は以下の通りです。
(176−173)(71−67.4)=3×3.6=10.8 (184−173)(83−67.4)=11×15.6=171.6 (167−173)(50−67.4)=−6×−17.4=104.4 (160−173)(59−67.4)=−13×−8.4=109.2 (164−173)(68−67.4)=−9×0.6=−5.4 (183−173)(88−67.4)=10×20.6=206.0 (185−173)(72−67.4)=12×4.6=55.2 (178−173)(61−67.4)=5×−6.4=−32.0 (163−173)(52−67.4)=−10×−15.4=154.0 (170−173)(70−67.4)=−3×2.6=−7.8 これらの総和は 10.8+171.6+104.4+109.2−5.4+206.0+55.2−32.0+154.0−7.8=765 よって、共分散は sxy=9765≈85.0