与えられた式 $\sqrt{a^2 + 4a + 4} + \sqrt{a^2 - 4a + 4}$ を簡単にせよ。

代数学絶対値因数分解平方根場合分け
2025/5/25

1. 問題の内容

与えられた式 a2+4a+4+a24a+4\sqrt{a^2 + 4a + 4} + \sqrt{a^2 - 4a + 4} を簡単にせよ。

2. 解き方の手順

まず、根号の中身を因数分解します。
a2+4a+4=(a+2)2a^2 + 4a + 4 = (a+2)^2
a24a+4=(a2)2a^2 - 4a + 4 = (a-2)^2
したがって、与えられた式は
(a+2)2+(a2)2\sqrt{(a+2)^2} + \sqrt{(a-2)^2}
となります。
ここで、x2=x\sqrt{x^2} = |x| であることを利用すると、
a+2+a2|a+2| + |a-2|
となります。
この式は、aa の値によって場合分けが必要です。
(i) a2a \ge 2 のとき、a+2>0a+2 > 0 かつ a20a-2 \ge 0 なので、a+2=a+2|a+2| = a+2 かつ a2=a2|a-2| = a-2 となり、
a+2+a2=(a+2)+(a2)=2a|a+2| + |a-2| = (a+2) + (a-2) = 2a
(ii) 2a<2-2 \le a < 2 のとき、a+20a+2 \ge 0 かつ a2<0a-2 < 0 なので、a+2=a+2|a+2| = a+2 かつ a2=(a2)=2a|a-2| = -(a-2) = 2-a となり、
a+2+a2=(a+2)+(2a)=4|a+2| + |a-2| = (a+2) + (2-a) = 4
(iii) a<2a < -2 のとき、a+2<0a+2 < 0 かつ a2<0a-2 < 0 なので、a+2=(a+2)=a2|a+2| = -(a+2) = -a-2 かつ a2=(a2)=2a|a-2| = -(a-2) = 2-a となり、
a+2+a2=(a2)+(2a)=2a|a+2| + |a-2| = (-a-2) + (2-a) = -2a
したがって、
a2a \ge 2 のとき 2a2a
2a<2-2 \le a < 2 のとき 44
a<2a < -2 のとき 2a-2a
となります。
場合分けをせずに答えることは難しいですが、最も一般的に表現すると、
a+2+a2|a+2| + |a-2|
と表すことができます。問題文に条件がないため、場合分けせずに、絶対値の式で答えることにします。

3. 最終的な答え

a+2+a2|a+2| + |a-2|

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