集合 $A = \{1, 3, 6, -a^2 + 5a\}$、集合 $B = \{2, 4, 8, 2a+1, -a+7\}$ が与えられている。$A \cap B = \{3, 4\}$ となるような $a$ の値を求め、そのときの $A \cup B$ の要素の個数を求める。

代数学集合要素共通部分和集合方程式
2025/5/25

1. 問題の内容

集合 A={1,3,6,a2+5a}A = \{1, 3, 6, -a^2 + 5a\}、集合 B={2,4,8,2a+1,a+7}B = \{2, 4, 8, 2a+1, -a+7\} が与えられている。AB={3,4}A \cap B = \{3, 4\} となるような aa の値を求め、そのときの ABA \cup B の要素の個数を求める。

2. 解き方の手順

AB={3,4}A \cap B = \{3, 4\} より、3A3 \in A かつ 3B3 \in B、かつ 4A4 \in A かつ 4B4 \in B である。
まず、3B3 \in B より、以下のいずれかが成り立つ。
2a+1=32a+1 = 3 または a+7=3-a+7 = 3
2a+1=32a+1 = 3 のとき、2a=22a = 2 より a=1a = 1
a+7=3-a+7 = 3 のとき、a=4-a = -4 より a=4a = 4
4B4 \in B より、以下のいずれかが成り立つ。
2a+1=42a+1 = 4 または a+7=4-a+7 = 4
2a+1=42a+1 = 4 のとき、2a=32a = 3 より a=32a = \frac{3}{2}
a+7=4-a+7 = 4 のとき、a=3-a = -3 より a=3a = 3
4A4 \in A より、以下のいずれかが成り立つ。
1=41 = 4(ありえない)
3=43 = 4(ありえない)
6=46 = 4(ありえない)
a2+5a=4-a^2 + 5a = 4
a2+5a4=0-a^2 + 5a - 4 = 0
a25a+4=0a^2 - 5a + 4 = 0
(a1)(a4)=0(a-1)(a-4) = 0
よって、a=1a = 1 または a=4a = 4
a=1a = 1 のとき、
A={1,3,6,12+5(1)}={1,3,6,4}A = \{1, 3, 6, -1^2 + 5(1)\} = \{1, 3, 6, 4\}
B={2,4,8,2(1)+1,1+7}={2,4,8,3,6}B = \{2, 4, 8, 2(1)+1, -1+7\} = \{2, 4, 8, 3, 6\}
AB={3,4,6}{3,4}A \cap B = \{3, 4, 6\} \ne \{3, 4\} より、a=1a = 1 は不適。
a=4a = 4 のとき、
A={1,3,6,42+5(4)}={1,3,6,16+20}={1,3,6,4}A = \{1, 3, 6, -4^2 + 5(4)\} = \{1, 3, 6, -16 + 20\} = \{1, 3, 6, 4\}
B={2,4,8,2(4)+1,4+7}={2,4,8,9,3}B = \{2, 4, 8, 2(4)+1, -4+7\} = \{2, 4, 8, 9, 3\}
AB={3,4}A \cap B = \{3, 4\}
AB={1,2,3,4,6,8,9}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 6, 8, 9\}
したがって、a=4a=4のとき、AB={3,4}A \cap B = \{3, 4\}となり、このとき ABA \cup B の要素の個数は7個である。

3. 最終的な答え

a=4a = 4
ABA \cup B の要素の個数は 7個

「代数学」の関連問題

与えられた数列の和を $\Sigma$ 記号を用いて表し、その和を求める問題です。 (1) $1 \cdot 3 + 2 \cdot 3^2 + 3 \cdot 3^3 + \dots + n 3^n...

数列シグマ等比数列級数
2025/5/26

次の積を計算します。ここで、最初の項はベクトル (2, -1) であり、2番目の項は組み合わせの数 $_3C_1$ です。つまり、問題を数式で表すと、 $$(2, -1) \cdot \binom{3...

ベクトル組み合わせスカラー倍
2025/5/26

与えられた行列の積を計算し、a, b, c, dの値を求める問題です。 まず、 $\begin{pmatrix} 1 & -1 \\ -1 & -1 \end{pmatrix} \begin{pmat...

行列行列の積線形代数
2025/5/26

与えられた4つの行列の積を計算する問題です。各問題は2つの行列の積を求めるものです。

行列行列の積
2025/5/26

二次方程式 $x^2 + 5x + m = 0$ について、以下の条件を満たす定数 $m$ の値と2つの解をそれぞれ求めます。 (1) 1つの解が他の解の4倍である。 (2) 2つの解の差が1である。

二次方程式解と係数の関係解の条件
2025/5/25

与えられた数列の和を$\Sigma$記号を用いて表し、その和を求める。問題は以下の4つの数列の和について答える。 (1) $1^2 + 3^2 + 5^2 + \dots + (2n-1)^2$ (2...

数列Σ記号級数の和計算
2025/5/25

2次方程式 $x^2 + 3x - 1 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、以下の式の値をそれぞれ求めます。 (1) $\alpha^2 + \beta^2$ (2) ...

二次方程式解と係数の関係式の値
2025/5/25

与えられた不等式 $|2x-1| + |3x+2| \le 3x+7$ を解く。

絶対値不等式場合分け
2025/5/25

与えられた方程式は絶対値を含む方程式です。この方程式を解いて、$x$ の値を求めます。 $|x+1| + |x-2| = x+3$

絶対値方程式場合分け数式処理
2025/5/25

$x$ に関する2次方程式 $x^2 - mx - 3(m+5) = 0$ の一つの解が $3$ であるとき、もう一つの解を求める問題です。

二次方程式解の公式因数分解
2025/5/25