数列 $\{a_n\}$ が与えられており、その一般項を求める問題です。初期条件は $a_1 = 2$ であり、漸化式は $a_{n+1} = a_n + 4n + 3$ で定義されています。

代数学数列漸化式一般項階差数列
2025/5/25

1. 問題の内容

数列 {an}\{a_n\} が与えられており、その一般項を求める問題です。初期条件は a1=2a_1 = 2 であり、漸化式は an+1=an+4n+3a_{n+1} = a_n + 4n + 3 で定義されています。

2. 解き方の手順

まず、漸化式 an+1=an+4n+3a_{n+1} = a_n + 4n + 3 から、an+1an=4n+3a_{n+1} - a_n = 4n + 3 が得られます。これは数列 {an}\{a_n\} の階差数列が 4n+34n+3 であることを意味します。
n2n \geq 2 のとき、
an=a1+k=1n1(4k+3)a_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1} (4k+3)
an=2+k=1n1(4k+3)a_n = 2 + \sum_{k=1}^{n-1} (4k+3)
an=2+4k=1n1k+k=1n13a_n = 2 + 4\sum_{k=1}^{n-1} k + \sum_{k=1}^{n-1} 3
an=2+4(n1)n2+3(n1)a_n = 2 + 4\frac{(n-1)n}{2} + 3(n-1)
an=2+2n(n1)+3n3a_n = 2 + 2n(n-1) + 3n - 3
an=2+2n22n+3n3a_n = 2 + 2n^2 - 2n + 3n - 3
an=2n2+n1a_n = 2n^2 + n - 1
この式が n=1n=1 のときも成り立つか確認します。
a1=2(1)2+11=2a_1 = 2(1)^2 + 1 - 1 = 2 なので、初期条件 a1=2a_1 = 2 を満たします。

3. 最終的な答え

an=2n2+n1a_n = 2n^2 + n - 1

「代数学」の関連問題

あるクラブの昨年の部員数は男女合わせて110人であった。今年は昨年に比べて男子が5%減り、女子が12%増え、全体で3人増えた。今年の男子と女子の人数をそれぞれ求める。

連立方程式文章問題割合
2025/5/25

数列 $\{a_n\}$ が $a_1 = 0$、 $a_{n+1} = a_n + 2n + 1$ によって定められている。この数列の一般項が $a_n = n^2 + pn + q$ と表されると...

数列一般項部分分数分解シグマ
2025/5/25

1個230円のりんごと1個110円のみかんを合わせて16個買ったところ、代金の合計は2600円だった。りんごとみかんをそれぞれ何個買ったか求める問題です。

連立方程式文章問題方程式
2025/5/25

連立方程式 $\begin{cases} ax - 2by = -3 \\ -bx + ay = 13 \end{cases}$ の解が $x = -1$, $y = 2$ であるとき、$a$ と $...

連立方程式代入法方程式の解
2025/5/25

連立方程式 $x - 3y = -2x + 2y = -y - 7$ を解いて、$x$ と $y$ の値を求める問題です。

連立方程式一次方程式代入法
2025/5/25

与えられた6つの数式をそれぞれ計算する問題です。 (1) $\sqrt[4]{81} \div \sqrt[3]{-27}$ (2) $\sqrt[3]{-8} \times \sqrt[5]{32}...

指数対数根号
2025/5/25

(1) 不等式 $2|x| + |x-1| > 5$ の解を求める。 (2) 等式 $|x - |x-2|| = 1$ を満たす実数 $x$ をすべて求める。 (3) 方程式 $4||x-1| - 1...

絶対値不等式方程式場合分け
2025/5/25

与えられた式 $ba^2 + (b^2 - b + 1)a + b - 1$ を因数分解します。

因数分解多項式
2025/5/25

$y=x^2+(4-2k)x+2k^2-8k+4$ で表される二次関数のグラフを $C$ とする。 (1) $C$ が $y$ 軸の正の部分と交わるような $k$ の値の範囲を求めよ。 (2) $C$...

二次関数二次方程式判別式グラフ不等式
2025/5/25

問題は、ある条件を満たす $a$ の範囲を求める問題です。具体的には、与えられた3つの区間(①、②、③)のうち、①のみで③を満たすものが存在しないような $a$ の範囲を補集合として考え、最終的にその...

不等式範囲集合ド・モルガンの法則
2025/5/25