問題6は、図2の状況において、糸が物体Aを引く力の大きさを$S$としたとき、物体Aと物体Bの運動方程式をそれぞれ求め、空欄を埋める問題です。ただし、A、Bそれぞれの加速度の向きを正とする、と定義されています。問題8は、図4の状況において、$m$ は $M$ の何倍かを問う問題です。
2025/5/25
1. 問題の内容
問題6は、図2の状況において、糸が物体Aを引く力の大きさをとしたとき、物体Aと物体Bの運動方程式をそれぞれ求め、空欄を埋める問題です。ただし、A、Bそれぞれの加速度の向きを正とする、と定義されています。問題8は、図4の状況において、 は の何倍かを問う問題です。
2. 解き方の手順
**問題6**
* 物体Aの運動方程式:物体Aには、上向きに糸の張力、下向きに重力、上向きに加速度が働くので、運動方程式は以下のようになります。
したがって、空欄アには が入ります。
* 物体Bの運動方程式:物体Bには、上向きに糸の張力、下向きに重力、下向きに加速度が働くので、運動方程式は以下のようになります。
したがって、空欄イには が入ります。
**問題8**
図4において、物体Bは上向きにの加速度で運動し始めます。系全体の運動方程式を立てます。
図4の状態では、物体Aには下向きに重力と、物体Cの重力が働きます。物体Bには上向きにの加速度が働きます。AとCをまとめて考え、質量はとします。A、Cを一体化したものとBはつながっており、A,Cは下向きに、Bは上向きに運動します。
糸の張力をとすると、A、Cの運動方程式は
の運動方程式は
ここで、を代入すると、
これらの2つの式を足し合わせるとが消去できます。
したがって、はの2倍です。
3. 最終的な答え
問題6:
ア:
イ:
問題8:
2倍