ある市場における財の価格を $p$、需要量を $d$、供給量を $s$ とするとき、需要曲線が $d = 100 - 2p$、供給曲線が $s = -20 + p$ で定義される。 (1) 需要曲線と供給曲線を図示する。 (2) 市場均衡となる価格と取引量を求める。

応用数学経済数学需要曲線供給曲線市場均衡連立方程式グラフ
2025/5/26

1. 問題の内容

ある市場における財の価格を pp、需要量を dd、供給量を ss とするとき、需要曲線が d=1002pd = 100 - 2p、供給曲線が s=20+ps = -20 + p で定義される。
(1) 需要曲線と供給曲線を図示する。
(2) 市場均衡となる価格と取引量を求める。

2. 解き方の手順

(1) 需要曲線 d=1002pd = 100 - 2p を図示する。
* p=0p = 0 のとき、d=100d = 100
* d=0d = 0 のとき、0=1002p0 = 100 - 2p より 2p=1002p = 100、つまり p=50p = 50
この2点 (100,0)(100, 0)(0,50)(0, 50) を直線で結ぶ。縦軸は価格 pp、横軸は需要量 dd であることに注意してグラフを作成する。
(2) 供給曲線 s=20+ps = -20 + p を図示する。
* p=0p = 0 のとき、s=20s = -20
* s=0s = 0 のとき、0=20+p0 = -20 + p より p=20p = 20
この2点 (20,0)(-20, 0)(0,20)(0, 20) を直線で結ぶ。縦軸は価格 pp、横軸は供給量 ss であることに注意してグラフを作成する。
(3) 市場均衡となる価格と取引量を求める。
市場均衡では、需要量と供給量が一致する。つまり、d=sd = s となる。
したがって、1002p=20+p100 - 2p = -20 + p という式を解く。
100+20=p+2p100 + 20 = p + 2p
120=3p120 = 3p
p=40p = 40
均衡価格 p=40p = 40 を需要曲線または供給曲線に代入して、均衡取引量を求める。
* d=1002(40)=10080=20d = 100 - 2(40) = 100 - 80 = 20
* s=20+40=20s = -20 + 40 = 20
したがって、均衡取引量は 2020 である。

3. 最終的な答え

(1) グラフは省略 (上記の手順で描画してください)
(2) 市場均衡価格: 40, 市場均衡取引量: 20

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