一辺の長さが10cmの正方形ABCDがある。点PはAを毎秒1cmで出発し辺AB上を進み、点Qは点Pと同時にBを毎秒2cmで出発し辺BC上を進む。QがCに達するまでに、PとQの距離が最小となるのは出発してから何秒後か、またその最小距離を求めよ。
2025/5/26
1. 問題の内容
一辺の長さが10cmの正方形ABCDがある。点PはAを毎秒1cmで出発し辺AB上を進み、点Qは点Pと同時にBを毎秒2cmで出発し辺BC上を進む。QがCに達するまでに、PとQの距離が最小となるのは出発してから何秒後か、またその最小距離を求めよ。
2. 解き方の手順
出発してからの時間を 秒とする。
* 秒後の点Pの位置は、Aから cm進んだところにある。したがって、BPの長さは cmとなる。
* 秒後の点Qの位置は、Bから cm進んだところにある。ただし、QがCに到達するのは 秒後なので、 である。
* PとQの距離を とすると、三平方の定理より、
が最小になるのは、が最小になるときなので、 が最小になる を求める。
を平方完成する。
は のとき最小値80を取る。
したがって、 の最小値は80であり、 の最小値は である。
を満たすので、 は適する。
3. 最終的な答え
出発してから2秒後。最小距離は cm。