与えられた群数列について、(1) $\frac{1}{10}$ は第何項か、(2) 第100項を求める。

代数学数列群数列分数合計
2025/5/26

1. 問題の内容

与えられた群数列について、(1) 110\frac{1}{10} は第何項か、(2) 第100項を求める。

2. 解き方の手順

(1) 110\frac{1}{10} が何項か求める。
まず、群数列の構造を確認する。
nn群は 1n,4n,9n,,n2n\frac{1}{n}, \frac{4}{n}, \frac{9}{n}, \dots, \frac{n^2}{n} となっている。
nn群にはnn個の項がある。
110\frac{1}{10} は第10群の最初の項である。
第9群までの項数の合計は、
1+2+3++9=9(9+1)2=9×102=451 + 2 + 3 + \dots + 9 = \frac{9(9+1)}{2} = \frac{9 \times 10}{2} = 45
したがって、110\frac{1}{10} は第46項である。
(2) 第100項を求める。
nn群までの項数の合計をSnS_nとすると、
Sn=1+2+3++n=n(n+1)2S_n = 1 + 2 + 3 + \dots + n = \frac{n(n+1)}{2}
SnS_n が100を超える最小の nn を探す。
n(n+1)2100\frac{n(n+1)}{2} \ge 100
n(n+1)200n(n+1) \ge 200
n2+n2000n^2 + n - 200 \ge 0
nn の近似値を求めると、 n20014.14n \approx \sqrt{200} \approx 14.14
n=14n=14 とすると、S14=14×152=105S_{14} = \frac{14 \times 15}{2} = 105
n=13n=13 とすると、S13=13×142=91S_{13} = \frac{13 \times 14}{2} = 91
したがって、第100項は第14群に含まれる。
第14群の最初の項は第92項である。
第100項は第14群の 10091=9100 - 91 = 9 番目の項である。
第14群の kk 番目の項は k214\frac{k^2}{14} である。
したがって、第100項は 9214=8114\frac{9^2}{14} = \frac{81}{14} である。

3. 最終的な答え

(1) 第46項
(2) 8114\frac{81}{14}

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