天井から糸でつるされたおもりを、最下点より10mの高さまで引き上げて静かに手を放した時、最下点での速さを求めます。重力加速度の大きさ $g$ は $9.8 m/s^2$ とします(有効数字2桁)。
2025/3/25
1. 問題の内容
天井から糸でつるされたおもりを、最下点より10mの高さまで引き上げて静かに手を放した時、最下点での速さを求めます。重力加速度の大きさ は とします(有効数字2桁)。
2. 解き方の手順
この問題は、力学的エネルギー保存の法則を利用して解くことができます。
おもりを静かに放した時の位置エネルギーが、最下点での運動エネルギーに変換されると考えます。
* **位置エネルギーの変化**
おもりの質量を [kg] とします。おもりの高さの変化は [m] です。
位置エネルギーの変化 は、
です。
* **運動エネルギーの変化**
おもりの最下点での速さを [m/s] とします。
運動エネルギーの変化 は、
です。
* **力学的エネルギー保存の法則**
力学的エネルギー保存の法則より、位置エネルギーの減少は運動エネルギーの増加に等しいので、
となります。質量 は両辺でキャンセルできるので、
と表せます。
この式から を求めます。
[m/s]
有効数字2桁で表すと、 m/sとなります。
3. 最終的な答え
14 m/s