空間内の2直線 $l: \frac{x+1}{2} = \frac{y-2}{-4} = \frac{z}{2}$ と $m: \frac{x-1}{-2} = \frac{y}{3} = z+k$ が交わるとき、定数 $k$ の値と交点の座標を求める。

幾何学空間ベクトル直線の交点パラメータ表示
2025/5/27

1. 問題の内容

空間内の2直線 l:x+12=y24=z2l: \frac{x+1}{2} = \frac{y-2}{-4} = \frac{z}{2}m:x12=y3=z+km: \frac{x-1}{-2} = \frac{y}{3} = z+k が交わるとき、定数 kk の値と交点の座標を求める。

2. 解き方の手順

直線 ll のパラメータ表示を tt を用いて表すと
x=2t1x = 2t - 1, y=4t+2y = -4t + 2, z=2tz = 2t
直線 mm のパラメータ表示を ss を用いて表すと
x=2s+1x = -2s + 1, y=3sy = 3s, z=skz = s - k
2直線が交わるためには、
2t1=2s+12t - 1 = -2s + 1
4t+2=3s-4t + 2 = 3s
2t=sk2t = s - k
を満たす s,t,ks, t, k が存在する必要がある。
1番目の式から 2t+2s=22t + 2s = 2 、すなわち t+s=1t + s = 1 ... (1)
2番目の式から 4t3s=2-4t - 3s = -2 ... (2)
3番目の式から 2ts=k2t - s = -k ... (3)
(1) より s=1ts = 1 - t を (2) に代入すると
4t3(1t)=2-4t - 3(1 - t) = -2
4t3+3t=2-4t - 3 + 3t = -2
t=1-t = 1
t=1t = -1
t=1t = -1 を (1) に代入すると
1+s=1-1 + s = 1
s=2s = 2
t=1t = -1 , s=2s = 2 を (3) に代入すると
2(1)2=k2(-1) - 2 = -k
22=k-2 - 2 = -k
4=k-4 = -k
k=4k = 4
交点の座標は、 t=1t = -1 を直線 ll のパラメータ表示に代入すると
x=2(1)1=3x = 2(-1) - 1 = -3
y=4(1)+2=6y = -4(-1) + 2 = 6
z=2(1)=2z = 2(-1) = -2
よって交点の座標は (3,6,2)(-3, 6, -2)

3. 最終的な答え

k=4k = 4
交点の座標は (3,6,2)(-3, 6, -2)

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