与えられた選択肢の中から、確率の公理の条件に当てはまるものをすべて選択する問題です。

確率論・統計学確率確率の公理事象排反事象
2025/5/27

1. 問題の内容

与えられた選択肢の中から、確率の公理の条件に当てはまるものをすべて選択する問題です。

2. 解き方の手順

確率の公理は以下の3つです。
* 任意の事象 AA に対して、0P(A)10 \leq P(A) \leq 1 が成り立つ。
* 全事象 UU に対して、P(U)=1P(U) = 1 が成り立つ。
* 互いに排反な事象 A1,A2,...A_1, A_2, ... に対して、P(A1A2...)=P(A1)+P(A2)+...P(A_1 \cup A_2 \cup ...) = P(A_1) + P(A_2) + ... が成り立つ。
選択肢を一つずつ確認します。
* a. P()=0P(\emptyset) = 0:空事象の確率は0である。これは確率の公理から導かれる性質です。空事象は他のどの事象とも排反であり、全事象Uに対して、UU\emptyset は排反なので、P(U)=P(U)+P()P(U \cup \emptyset) = P(U) + P(\emptyset)。一方、U=UU \cup \emptyset = U なので、P(U)=P(U)+P()P(U) = P(U) + P(\emptyset)。よって、P()=0P(\emptyset) = 0
* b. AとBが排反であるとき、P(AB)=P(A)+P(B)P(A \cup B) = P(A) + P(B)が成り立つ:これは確率の公理そのものです。
* c. すべての事象 AUA \subset U に対し、0P(A)10 \leq P(A) \leq 1 となる:これも確率の公理そのものです。
* d. P(U)=1P(U) = 1:これも確率の公理そのものです。

3. 最終的な答え

a, b, c, d

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