1. 問題の内容
2つのサイコロを投げたとき、出た目の積が3の倍数であった。このとき、出た目がともに奇数である条件付き確率を求める。
2. 解き方の手順
事象Aを「出た目の積が3の倍数である」とし、事象Bを「出た目がともに奇数である」とする。求める条件付き確率は である。
まず、事象Aの確率 を求める。
サイコロの目の出方は全部で 通りである。
出た目の積が3の倍数にならないのは、2つのサイコロの目がともに3の倍数でない場合である。3の倍数でない目は1, 2, 4, 5の4つなので、積が3の倍数にならないのは 通りである。
したがって、積が3の倍数になるのは 通りである。
よって、である。
次に、事象、つまり「出た目の積が3の倍数であり、かつ出た目がともに奇数である」確率を求める。
出た目がともに奇数であるのは、(1,1), (1,3), (1,5), (3,1), (3,3), (3,5), (5,1), (5,3), (5,5)の9通りである。
このうち、積が3の倍数であるのは、(1,3), (3,1), (3,3), (3,5), (5,3)の5通りである。
したがって、である。
最後に、条件付き確率を計算する。
3. 最終的な答え
1/4