40人の生徒の100点満点のテストの点数の度数分布表が与えられている。 表中の定数 $a, b$ を求める。さらに、第1四分位数が属する階級と、第3四分位数の値となる可能性のある最小の値を求める。
2025/5/28
1. 問題の内容
40人の生徒の100点満点のテストの点数の度数分布表が与えられている。
表中の定数 を求める。さらに、第1四分位数が属する階級と、第3四分位数の値となる可能性のある最小の値を求める。
2. 解き方の手順
(1)
まず、 を求める。
相対度数は、度数を全体の度数で割ったものである。
の階級の相対度数は0.400であり、全体の度数は40なので、
次に、 を求める。
度数分布表の度数の合計は40なので、60~70点の階級の度数を とすると、
よって、60~70点の階級の相対度数 は、
(2)
第1四分位数は、データを小さい順に並べたとき、全体の25%に当たる値である。
40人の25%は、 人目。
40点以上50点未満の階級の度数は2なので、上位から10人目は50点以上60点未満の階級に属する。
したがって、第1四分位数が属する階級は50点以上60点未満である。
第3四分位数は、データを小さい順に並べたとき、全体の75%に当たる値である。
40人の75%は、 人目。
40点以上50点未満の階級の度数は2。
50点以上60点未満の階級の度数は16。
60点以上70点未満の階級の度数は12。
累積度数で考えると、
40点以上50点未満の階級までで2人。
50点以上60点未満の階級までで18人。
60点以上70点未満の階級までで30人。
よって、30人目は60点以上70点未満の階級に属する。
第3四分位数の値となる可能性のある最小の値は、60点以上70点未満の階級の最小値なので、60点である。
3. 最終的な答え
(1) であり、 である。
(2) 第1四分位数が属する階級は 50 点以上 60 点未満である。
また、第3四分位数の値となる可能性のある最小の値は 60 点である。