1. 問題の内容
1個のサイコロを5回続けて投げるとき、以下の確率を求めます。
(1) 偶数の目が4回以上出る確率
(2) 5回目に3度目の6が出る確率
2. 解き方の手順
(1) 偶数の目が4回以上出る確率
偶数の目が出る確率は です。
5回中4回偶数が出る確率と、5回中5回偶数が出る確率をそれぞれ計算し、足し合わせます。
5回中4回偶数が出る確率は、二項分布を用いて計算できます。
{}_5 C_4 \left(\frac{1}{2}\right)^4 \left(\frac{1}{2}\right)^1 = 5 \left(\frac{1}{2}\right)^5 = \frac{5}{32}
5回中5回偶数が出る確率は、
{}_5 C_5 \left(\frac{1}{2}\right)^5 \left(\frac{1}{2}\right)^0 = 1 \left(\frac{1}{2}\right)^5 = \frac{1}{32}
したがって、偶数の目が4回以上出る確率は、
\frac{5}{32} + \frac{1}{32} = \frac{6}{32} = \frac{3}{16}
(2) 5回目に3度目の6が出る確率
5回目に3度目の6が出るためには、4回目までに6が2回出ていて、5回目に6が出なければなりません。
6が出る確率は 、6が出ない確率は です。
4回までに6が2回出る確率は、二項分布を用いて計算できます。
{}_4 C_2 \left(\frac{1}{6}\right)^2 \left(\frac{5}{6}\right)^2 = 6 \cdot \frac{1}{36} \cdot \frac{25}{36} = \frac{150}{1296} = \frac{25}{216}
5回目に6が出る確率は なので、求める確率は、
\frac{25}{216} \cdot \frac{1}{6} = \frac{25}{1296}
3. 最終的な答え
(1)
(2)