3点A(3, 2, 1), B(2, 0, -2), C(1, 1, 0) が定める平面ABC上に点P(2, 3, z)があるとき、zの値を求める問題です。

幾何学ベクトル平面線形結合連立方程式空間ベクトル
2025/3/25

1. 問題の内容

3点A(3, 2, 1), B(2, 0, -2), C(1, 1, 0) が定める平面ABC上に点P(2, 3, z)があるとき、zの値を求める問題です。

2. 解き方の手順

点Pが平面ABC上にあるということは、ベクトルAPがベクトルABとベクトルACの線形結合で表せるということです。つまり、実数s, tを用いて、
AP=sAB+tAC\vec{AP} = s\vec{AB} + t\vec{AC}
と表せるということです。各ベクトルを成分で表すと、
AP=(23,32,z1)=(1,1,z1)\vec{AP} = (2-3, 3-2, z-1) = (-1, 1, z-1)
AB=(23,02,21)=(1,2,3)\vec{AB} = (2-3, 0-2, -2-1) = (-1, -2, -3)
AC=(13,12,01)=(2,1,1)\vec{AC} = (1-3, 1-2, 0-1) = (-2, -1, -1)
したがって、
(1,1,z1)=s(1,2,3)+t(2,1,1)(-1, 1, z-1) = s(-1, -2, -3) + t(-2, -1, -1)
成分ごとに比較すると、以下の連立方程式が得られます。
\begin{cases}
-1 = -s - 2t \\
1 = -2s - t \\
z-1 = -3s - t
\end{cases}
最初の2式からsとtを求めます。
第1式より、s=12ts = 1 - 2t
これを第2式に代入すると、
1=2(12t)t1 = -2(1 - 2t) - t
1=2+4tt1 = -2 + 4t - t
3=3t3 = 3t
t=1t = 1
s=12(1)=1s = 1 - 2(1) = -1
sとtの値が求まったので、第3式に代入してzを求めます。
z1=3(1)(1)z - 1 = -3(-1) - (1)
z1=31z - 1 = 3 - 1
z1=2z - 1 = 2
z=3z = 3

3. 最終的な答え

z = 3

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