円 $x^2 + y^2 = 1$ に直線 $y = kx$ を代入して整理した2次方程式の判別式 $D$ を求め、$D>0$ となる条件を求める。さらに、$D>0$ のとき、共有点の個数を答える。

幾何学直線判別式共有点
2025/5/19

1. 問題の内容

x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 に直線 y=kxy = kx を代入して整理した2次方程式の判別式 DD を求め、D>0D>0 となる条件を求める。さらに、D>0D>0 のとき、共有点の個数を答える。

2. 解き方の手順

(1) 円の方程式に直線の式を代入する。
x2+(kx)2=1x^2 + (kx)^2 = 1
x2+k2x2=1x^2 + k^2x^2 = 1
(k2+1)x2=1(k^2 + 1)x^2 = 1
(k2+1)x21=0(k^2 + 1)x^2 - 1 = 0
(2) 2次方程式の判別式 DD を計算する。
ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式は D=b24acD = b^2 - 4ac で求められる。
この問題では、a=k2+1a = k^2 + 1, b=0b = 0, c=1c = -1 なので、
D=024(k2+1)(1)D = 0^2 - 4(k^2 + 1)(-1)
D=4(k2+1)D = 4(k^2 + 1)
D=4k2+4D = 4k^2 + 4
(3) D>0D > 0 となる条件を求める。
4k2+4>04k^2 + 4 > 0
k2+1>0k^2 + 1 > 0
k2>1k^2 > -1
これはすべての実数 kk で成り立つ。
(4) D>0D>0のとき、共有点の個数を求める。
D>0D>0 であるから、2次方程式は異なる2つの実数解を持つ。これは、円と直線が異なる2点で交わることを意味する。したがって、共有点の個数は2個である。

3. 最終的な答え

(1) (k2+1)x21=0(k^2 + 1)x^2 - 1 = 0
D=4k2+4D = 4k^2 + 4
4k2+4>04k^2 + 4 > 0
(2) 共有点の個数は 22 個である。

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