(1) 関数 $y = \log \left| \frac{1-x}{1+x} \right|$ を微分した結果を $ \frac{E}{x^2 - F} $ の形で表すとき、$E$と$F$を求める問題。 (2) 関数 $y = a^x$ を微分した結果を $K L \log M$ の形で表すとき、$K$, $L$, $M$を求める問題。

解析学微分対数関数指数関数
2025/5/28

1. 問題の内容

(1) 関数 y=log1x1+xy = \log \left| \frac{1-x}{1+x} \right| を微分した結果を Ex2F \frac{E}{x^2 - F} の形で表すとき、EEFFを求める問題。
(2) 関数 y=axy = a^x を微分した結果を KLlogMK L \log M の形で表すとき、KK, LL, MMを求める問題。

2. 解き方の手順

(1) y=log1x1+xy = \log \left| \frac{1-x}{1+x} \right| を微分する。
まず、対数の性質を利用して関数を分解する。
y=log1xlog1+xy = \log |1-x| - \log |1+x|
次に、各項を微分する。
ddxlog1x=11x\frac{d}{dx} \log |1-x| = \frac{-1}{1-x}
ddxlog1+x=11+x\frac{d}{dx} \log |1+x| = \frac{1}{1+x}
したがって、
dydx=11x11+x=(1+x)(1x)(1x)(1+x)=1x1+x1x2=21x2=2x21\frac{dy}{dx} = \frac{-1}{1-x} - \frac{1}{1+x} = \frac{-(1+x) - (1-x)}{(1-x)(1+x)} = \frac{-1-x-1+x}{1-x^2} = \frac{-2}{1-x^2} = \frac{2}{x^2-1}
微分した結果を Ex2F\frac{E}{x^2-F} の形で表すと、E=2E = 2F=1F = 1 となる。
(2) y=axy = a^x を微分する。
y=axy = a^x の両辺の自然対数を取る。
logy=logax=xloga\log y = \log a^x = x \log a
両辺を xx で微分する。
1ydydx=loga\frac{1}{y} \frac{dy}{dx} = \log a
dydx=yloga=axloga\frac{dy}{dx} = y \log a = a^x \log a
微分した結果を KLlogMK L \log M の形で表すと、K=1K = 1L=axL = a^xM=aM = a となる。

3. 最終的な答え

Eは 2
Fは 1
Kは 1
Lは axa^x
Mは a

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