平行六面体OABC-DPQRにおいて、三角形ABCの重心をGとする。このとき、3点O, G, Pが一直線上にあることを証明する。幾何学ベクトル空間ベクトル平行六面体重心位置ベクトル2025/3/251. 問題の内容平行六面体OABC-DPQRにおいて、三角形ABCの重心をGとする。このとき、3点O, G, Pが一直線上にあることを証明する。2. 解き方の手順まず、点Aを基準とした位置ベクトルを用いて、各点の位置ベクトルを表す。OA⃗=a⃗,OB⃗=b⃗,OC⃗=c⃗\vec{OA} = \vec{a}, \vec{OB} = \vec{b}, \vec{OC} = \vec{c}OA=a,OB=b,OC=cとすると、平行六面体の性質からOD⃗=a⃗+b⃗,OP⃗=a⃗+b⃗+c⃗,OQ⃗=a⃗+c⃗,OR⃗=b⃗+c⃗\vec{OD} = \vec{a} + \vec{b}, \vec{OP} = \vec{a} + \vec{b} + \vec{c}, \vec{OQ} = \vec{a} + \vec{c}, \vec{OR} = \vec{b} + \vec{c}OD=a+b,OP=a+b+c,OQ=a+c,OR=b+cとなる。重心Gの位置ベクトルOG⃗\vec{OG}OGは、OG⃗=OA⃗+OB⃗+OC⃗3=a⃗+b⃗+c⃗3\vec{OG} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{3} = \frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}}{3}OG=3OA+OB+OC=3a+b+cOP⃗=a⃗+b⃗+c⃗=3⋅a⃗+b⃗+c⃗3=3OG⃗\vec{OP} = \vec{a} + \vec{b} + \vec{c} = 3 \cdot \frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}}{3} = 3\vec{OG}OP=a+b+c=3⋅3a+b+c=3OGよって、OP⃗=3OG⃗\vec{OP} = 3\vec{OG}OP=3OG となるため、ベクトルOP⃗\vec{OP}OPとベクトルOG⃗\vec{OG}OGは平行である。また、点Oは共通であるから、3点O, G, Pは一直線上にある。3. 最終的な答え3点O, G, Pは一直線上にある。