$\triangle ABC$において、$\sin A : \sin B : \sin C = 7 : 5 : 3$のとき、この三角形の最も大きい角$A$の大きさを求めよ。

幾何学三角比正弦定理余弦定理三角形角度
2025/5/28

1. 問題の内容

ABC\triangle ABCにおいて、sinA:sinB:sinC=7:5:3\sin A : \sin B : \sin C = 7 : 5 : 3のとき、この三角形の最も大きい角AAの大きさを求めよ。

2. 解き方の手順

正弦定理より、a:b:c=sinA:sinB:sinCa:b:c = \sin A : \sin B : \sin Cであるから、a:b:c=7:5:3a:b:c = 7:5:3となる。
したがって、a=7k,b=5k,c=3ka = 7k, b = 5k, c = 3k (ただし、k>0k>0)とおくことができる。
余弦定理を用いて、角AAを求める。
a2=b2+c22bccosAa^2 = b^2 + c^2 - 2bc \cos Aより、
cosA=b2+c2a22bc\cos A = \frac{b^2 + c^2 - a^2}{2bc}
a=7k,b=5k,c=3ka = 7k, b = 5k, c = 3kを代入すると、
cosA=(5k)2+(3k)2(7k)22(5k)(3k)=25k2+9k249k230k2=15k230k2=12\cos A = \frac{(5k)^2 + (3k)^2 - (7k)^2}{2(5k)(3k)} = \frac{25k^2 + 9k^2 - 49k^2}{30k^2} = \frac{-15k^2}{30k^2} = -\frac{1}{2}
cosA=12\cos A = -\frac{1}{2}となるAAの値を求める。0<A<π0 < A < \piの範囲で考えると、
A=23π=120A = \frac{2}{3}\pi = 120^\circ

3. 最終的な答え

120120^\circ

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