三角形ABCにおいて、$AB=5$, $BC=7$, $CA=8$である。このとき、$\angle BAC$の大きさと、三角形ABCの外接円の半径Rを求めよ。

幾何学三角形余弦定理正弦定理外接円角度
2025/6/17

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=5AB=5, BC=7BC=7, CA=8CA=8である。このとき、BAC\angle BACの大きさと、三角形ABCの外接円の半径Rを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、BAC\angle BACの大きさを求めるために、余弦定理を用いる。
余弦定理より、
BC2=AB2+CA22ABCAcosBACBC^2 = AB^2 + CA^2 - 2 \cdot AB \cdot CA \cdot \cos{\angle BAC}
したがって、
72=52+82258cosBAC7^2 = 5^2 + 8^2 - 2 \cdot 5 \cdot 8 \cdot \cos{\angle BAC}
49=25+6480cosBAC49 = 25 + 64 - 80 \cos{\angle BAC}
49=8980cosBAC49 = 89 - 80 \cos{\angle BAC}
80cosBAC=4080 \cos{\angle BAC} = 40
cosBAC=4080=12\cos{\angle BAC} = \frac{40}{80} = \frac{1}{2}
よって、BAC=60\angle BAC = 60^\circ
次に、三角形ABCの外接円の半径Rを求めるために、正弦定理を用いる。
正弦定理より、
BCsinBAC=2R\frac{BC}{\sin{\angle BAC}} = 2R
7sin60=2R\frac{7}{\sin{60^\circ}} = 2R
sin60=32\sin{60^\circ} = \frac{\sqrt{3}}{2}なので、
732=2R\frac{7}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = 2R
143=2R\frac{14}{\sqrt{3}} = 2R
R=73=733R = \frac{7}{\sqrt{3}} = \frac{7\sqrt{3}}{3}

3. 最終的な答え

BAC=60\angle BAC = 60^\circ
R=733R = \frac{7\sqrt{3}}{3}

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