与えられた2次関数 $y = x^2 + 2mx + 3m$ について、以下の問いに答えます。 (1) 最小値 $k$ を $m$ の式で表します。 (2) $k = -4$ のとき、$m$ の値を求めます。 (3) $k$ の値を最大にする $m$ の値と、$k$ の最大値を求めます。

代数学二次関数平方完成最大値最小値
2025/5/28

1. 問題の内容

与えられた2次関数 y=x2+2mx+3my = x^2 + 2mx + 3m について、以下の問いに答えます。
(1) 最小値 kkmm の式で表します。
(2) k=4k = -4 のとき、mm の値を求めます。
(3) kk の値を最大にする mm の値と、kk の最大値を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 2次関数 y=x2+2mx+3my = x^2 + 2mx + 3m を平方完成します。
y=(x+m)2m2+3my = (x + m)^2 - m^2 + 3m
したがって、最小値 kkk=m2+3mk = -m^2 + 3m となります。
(2) k=4k = -4 のとき、m2+3m=4-m^2 + 3m = -4 を解きます。
m23m4=0m^2 - 3m - 4 = 0
(m4)(m+1)=0(m - 4)(m + 1) = 0
よって、m=4m = 4 または m=1m = -1 です。
(3) k=m2+3mk = -m^2 + 3m を最大にする mm の値を求めます。kkmm の2次関数なので、平方完成します。
k=(m23m)k = -(m^2 - 3m)
k=(m23m+(3/2)2(3/2)2)k = -(m^2 - 3m + (3/2)^2 - (3/2)^2)
k=(m3/2)2+9/4k = -(m - 3/2)^2 + 9/4
したがって、m=3/2m = 3/2 のとき、kk は最大値 9/49/4 をとります。

3. 最終的な答え

(1) k=m2+3mk = -m^2 + 3m
(2) m=4,1m = 4, -1
(3) m=32m = \frac{3}{2} のとき、最大値 k=94k = \frac{9}{4}

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