1. 問題の内容
とする。 かつ を満たす数 が存在するような の範囲を求める。
2. 解き方の手順
まず、 の両辺の自然対数をとると、
関数 を考える。 のとき、 となる の範囲を求める。
を微分すると、
となるのは、 より 、すなわち のときである。
のとき なので、 は増加関数である。
のとき なので、 は減少関数である。
したがって、 は で最大値をとる。
よって、求める条件を満たすためには、 でなければならない。のときは、 となり、が存在しないため除外する。
のとき、は存在しない。
のとき、 となる が必ず存在する。なぜなら、 は まで増加し、 以降は減少するからである。
したがって、のとき、 となる が存在する。