この方程式の解の個数を求めるために、y=logx と y=−x2+3x+k のグラフの交点の個数を考えます。 k の値を変化させたときに、交点の個数がどのように変化するかを調べます。 まず、y=−x2+3x+k のグラフについて考えます。これは上に凸な放物線であり、頂点の座標は x=−2(−1)3=23 です。
x=23 を代入すると y=−(23)2+3(23)+k=−49+29+k=49+k したがって、頂点の座標は (23,49+k) です。 y=logx のグラフは、x>0 で定義され、単調増加です。 方程式の実数解の個数は、y=logx と y=−x2+3x+k のグラフの交点の個数に等しいので、グラフを描いて考察します。 y=−x2+3x+k を k について整理すると k=x2−3x+logx となります。 ここで、f(x)=x2−3x+logx とおくと、k の値によって、y=f(x) と y=k のグラフの交点の個数を考えることになります。 f′(x)=2x−3+x1=x2x2−3x+1=x(2x−1)(x−1) f′(x)=0 となる x は x=21,1 です。 x>0 の範囲で、f(x) の増減表は次のようになります。 | x | 0 | ... | 1/2 | ... | 1 | ... | ∞ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| f'(x) | | + | 0 | - | 0 | + | |
| f(x) | | ↑ | | ↓ | | ↑ | |
f(1/2)=(1/2)2−3(1/2)+log(1/2)=1/4−3/2−log2=−5/4−log2 f(1)=1−3+log1=−2 k の値によって、y=f(x) と y=k の交点の個数が変わります。 * k<−5/4−log2 のとき、交点なし。 * k=−5/4−log2 のとき、交点1個。 * −5/4−log2<k<−2 のとき、交点2個。 * k=−2 のとき、交点1個。 * k>−2 のとき、交点なし。 与えられた方程式 logx=−x2+3x+k の解の個数は、上のグラフの交点の個数に対応します。