円 $C: x^2 + y^2 - 2x - 4y + 4 = 0$ の中心座標と半径を求め、直線 $l: y = mx - 1$ が円 $C$ によって切り取られる線分の長さが $\sqrt{2}$ であるときの定数 $m$ の値を求める。

幾何学直線座標平面点と直線の距離ピタゴラスの定理解の公式
2025/5/29

1. 問題の内容

C:x2+y22x4y+4=0C: x^2 + y^2 - 2x - 4y + 4 = 0 の中心座標と半径を求め、直線 l:y=mx1l: y = mx - 1 が円 CC によって切り取られる線分の長さが 2\sqrt{2} であるときの定数 mm の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、円の方程式を平方完成する。
x22x+y24y+4=0x^2 - 2x + y^2 - 4y + 4 = 0
(x1)21+(y2)24+4=0(x - 1)^2 - 1 + (y - 2)^2 - 4 + 4 = 0
(x1)2+(y2)2=1(x - 1)^2 + (y - 2)^2 = 1
したがって、円 CC の中心座標は (1,2)(1, 2)、半径は 11 である。
次に、円の中心 (1,2)(1, 2) と直線 y=mx1y = mx - 1、つまり mxy1=0mx - y - 1 = 0 の距離 dd を求める。点と直線の距離の公式より、
d=m(1)21m2+(1)2=m3m2+1d = \frac{|m(1) - 2 - 1|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = \frac{|m - 3|}{\sqrt{m^2 + 1}}
円によって切り取られる線分の長さが 2\sqrt{2} であるので、弦の中点と円の中心を結ぶ線分と弦でできる直角三角形を考えると、半径 r=1r = 1、弦の長さの半分が 22\frac{\sqrt{2}}{2}、中心と弦の距離が dd であるから、ピタゴラスの定理より、
d2+(22)2=r2d^2 + (\frac{\sqrt{2}}{2})^2 = r^2
d2+12=1d^2 + \frac{1}{2} = 1
d2=12d^2 = \frac{1}{2}
d=12d = \frac{1}{\sqrt{2}}
したがって、
m3m2+1=12\frac{|m - 3|}{\sqrt{m^2 + 1}} = \frac{1}{\sqrt{2}}
両辺を2乗して、
(m3)2m2+1=12\frac{(m - 3)^2}{m^2 + 1} = \frac{1}{2}
2(m26m+9)=m2+12(m^2 - 6m + 9) = m^2 + 1
2m212m+18=m2+12m^2 - 12m + 18 = m^2 + 1
m212m+17=0m^2 - 12m + 17 = 0
解の公式より、
m=(12)±(12)24(1)(17)2(1)m = \frac{-(-12) \pm \sqrt{(-12)^2 - 4(1)(17)}}{2(1)}
m=12±144682m = \frac{12 \pm \sqrt{144 - 68}}{2}
m=12±762m = \frac{12 \pm \sqrt{76}}{2}
m=12±2192m = \frac{12 \pm 2\sqrt{19}}{2}
m=6±19m = 6 \pm \sqrt{19}

3. 最終的な答え

中心座標は (1,2)(1, 2)、半径は 11
m=6±19m = 6 \pm \sqrt{19}
したがって、
m=6±19m=6 \pm \sqrt{19}
問題文の形式に合わせると、m=6±19m=6 \pm \sqrt{19}なので、空欄は順番に6, 1, 9と埋まる。
しかし、問題文の形式は m=m= [4] ±[5][6]\pm \sqrt{\frac{[5]}{[6]}}となっているので、回答は以下の通りとなる。

1. 問題の内容

C:x2+y22x4y+4=0C: x^2 + y^2 - 2x - 4y + 4 = 0 の中心座標と半径を求め、直線 l:y=mx1l: y = mx - 1 が円 CC によって切り取られる線分の長さが 2\sqrt{2} であるときの定数 mm の値を求める。

2. 解き方の手順

CC の中心座標は (1,2)(1, 2)、半径は 11 である。
中心と直線の距離 d=m3m2+1d = \frac{|m - 3|}{\sqrt{m^2 + 1}}
d2+(22)2=r2d^2 + (\frac{\sqrt{2}}{2})^2 = r^2より、d=12d = \frac{1}{\sqrt{2}}
(m3)2m2+1=12\frac{(m - 3)^2}{m^2 + 1} = \frac{1}{2}
m26m+9=12m2+12m^2 - 6m + 9 = \frac{1}{2}m^2 + \frac{1}{2}
12m26m+172=0\frac{1}{2}m^2 - 6m + \frac{17}{2} = 0
m212m+17=0m^2 - 12m + 17 = 0
m=12±144682m = \frac{12 \pm \sqrt{144 - 68}}{2}
m=12±762m = \frac{12 \pm \sqrt{76}}{2}
m=12±2192m = \frac{12 \pm 2\sqrt{19}}{2}
m=6±19m = 6 \pm \sqrt{19}

3. 最終的な答え

m=6±19m=6 \pm \sqrt{19}

「幾何学」の関連問題

xyz空間内に、1辺の長さが4の正n角形P(nは3以上の整数)があり、その外接円の中心をGとする。半径1の球Bの中心がPの辺に沿って1周するとき、Bが通過してできる立体をKnとする。 (1) 隣り合う...

空間図形正多角形体積回転体極限
2025/5/31

(1) 3点P(1, 3, 3), Q(3, 3, 1), R(4, 2, 5)があるとき、ベクトル$\overrightarrow{PQ} \times \overrightarrow{PR}$の成...

ベクトル外積空間ベクトル平面の方程式行列式面積
2025/5/31

問題1は、3次元空間内の4点 A(2,1,3), B(3,3,5), C(4,-1,4), D(3,5,8) が与えられ、3点 A, B, C を含む平面Πについて、以下の問題を解くものです。 (1)...

ベクトル空間図形平面直線球面体積距離交点内分点法線ベクトル
2025/5/31

与えられた四角柱の表面積を求める問題です。底面は台形になっています。四角柱の各面の面積を計算し、それらを合計して表面積を求めます。

表面積四角柱台形三平方の定理
2025/5/31

大きい正方形の中に小さい正方形が配置された図形において、大きい正方形の一辺が55cm、小さい正方形の一辺が15cmであるとき、黒く塗られている部分(大きい正方形から小さい正方形を除いた部分)の面積を求...

正方形面積図形
2025/5/31

放物線 $y = ax^2$ 上に点 $A(2, 2)$ がある。$\angle OAB = 90^\circ$ となる点 $B$ を $y$ 軸上に取る。さらに、$\angle ABC = \ang...

放物線座標平面角度面積二次方程式
2025/5/31

$xyz$ 空間において、 $S: x^2 - y^2 + z^2 = 0$ で表される立体がある。この立体 $S$ を平面 $z = 2$ で切ったときの切り口は双曲線になる。この双曲線の焦点の座標...

空間図形双曲線焦点
2025/5/31

$xyz$空間において、立体$S: x^2 - y^2 + z = 0$を平面$z=2$で切った切り口の双曲線の焦点の座標を求める問題です。

空間図形双曲線焦点座標
2025/5/31

座標空間内の4点 $O(0,0,0)$, $A(1,1,0)$, $B(1,0,p)$, $C(q,r,s)$ を頂点とする四面体OABCが正四面体である。$p>0, s>0$ の条件下で、以下の問い...

空間図形正四面体座標空間断面積
2025/5/31

半径が6cm、中心角が $\frac{2\pi}{3}$ の扇形の弧の長さ $l$ と面積 $S$ を求める問題です。

扇形弧の長さ面積半径中心角
2025/5/31