放物線 $y = ax^2$ 上に点 $A(2, 2)$ がある。$\angle OAB = 90^\circ$ となる点 $B$ を $y$ 軸上に取る。さらに、$\angle ABC = \angle BCD = 90^\circ$ となるように点 $C$ を放物線上に、点 $D$ を $y$ 軸上に取る。直線 $y = mx$ が線分 $BC$, $CD$ とそれぞれ点 $P$, $Q$ で交わっている。$\triangle ODQ$ の面積が $\triangle OBP$ の $m$ 倍となるような $m$ を求め、その表現形式を選ぶ。

幾何学放物線座標平面角度面積二次方程式
2025/5/31
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

放物線 y=ax2y = ax^2 上に点 A(2,2)A(2, 2) がある。OAB=90\angle OAB = 90^\circ となる点 BByy 軸上に取る。さらに、ABC=BCD=90\angle ABC = \angle BCD = 90^\circ となるように点 CC を放物線上に、点 DDyy 軸上に取る。直線 y=mxy = mx が線分 BCBC, CDCD とそれぞれ点 PP, QQ で交わっている。ODQ\triangle ODQ の面積が OBP\triangle OBPmm 倍となるような mm を求め、その表現形式を選ぶ。

2. 解き方の手順

* **ア**: 点 A(2,2)A(2, 2)y=ax2y = ax^2 上にあるので、2=a(22)2 = a(2^2)。よって、a=12a = \frac{1}{2}
* **ウ**: OAB=90\angle OAB = 90^\circ であり、A(2,2)A(2, 2) なので、OAOA の傾きは 11。したがって、ABAB の傾きは 1-1BB の座標を (0,b)(0, b) とすると、ABAB の傾きは 2b20=2b2\frac{2-b}{2-0} = \frac{2-b}{2}。これが 1-1 に等しいので、2b=22-b = -2。よって、b=4b = 4。したがって、B(0,4)B(0, 4)
* **エ, イ**: CCxx 座標を tt とすると、CCyy 座標は 12t2\frac{1}{2}t^2。よって、C(t,12t2)C(t, \frac{1}{2}t^2)BCBC の傾きは 12t24t0=t282t\frac{\frac{1}{2}t^2 - 4}{t - 0} = \frac{t^2 - 8}{2t}ABAB の傾きは 1-1 なので、BCBC の傾きは 11。よって、t282t=1\frac{t^2 - 8}{2t} = 1 より、t22t8=0t^2 - 2t - 8 = 0(t4)(t+2)=0(t - 4)(t + 2) = 0t>0t > 0 より、t=4t = 4。したがって、C(4,8)C(4, 8)
* **オカ**: DDyy 軸上の点であり、CDCDBCBC は直交するので、CDCD の傾きは 1-1D(0,d)D(0, d) とすると、CDCD の傾きは 8d40=8d4\frac{8 - d}{4 - 0} = \frac{8 - d}{4}。これが 1-1 に等しいので、8d=48 - d = -4。よって、d=12d = 12。したがって、D(0,12)D(0, 12)
* **キ**: 直線 lly=mxy=mx。点Pは直線BC上にある。直線BCの方程式はy4=1(x0)y-4=1(x-0)よりy=x+4y=x+4。よって、Pの座標は、mx=x+4mx=x+4より、x=4m1x=\frac{4}{m-1}。したがって、Pのx座標は4m1\frac{4}{m-1}
* **ケコ**: 点Qは直線CD上にある。直線CDの方程式はy12=1(x0)y-12=-1(x-0)よりy=x+12y=-x+12。よって、Qの座標は、mx=x+12mx=-x+12より、x=12m+1x=\frac{12}{m+1}。したがって、Qのx座標は12m+1\frac{12}{m+1}
* **サ**: Qのx座標はm+サなので、12m+1\frac{12}{m+1} = m + サ。つまりサ = 12m+1m=12m(m+1)m+1=m2m+12m+1\frac{12}{m+1} - m = \frac{12-m(m+1)}{m+1} = \frac{-m^2-m+12}{m+1}
* ODQ=mOBP\triangle ODQ = m \cdot \triangle OBP より、121212m+1=m1244m1\frac{1}{2} \cdot 12 \cdot \frac{12}{m+1} = m \cdot \frac{1}{2} \cdot 4 \cdot \frac{4}{m-1}。つまり、1212m+1=16mm1\frac{12 \cdot 12}{m+1} = \frac{16m}{m-1}144(m1)=16m(m+1)144(m-1) = 16m(m+1)9(m1)=m(m+1)9(m-1) = m(m+1)9m9=m2+m9m-9=m^2+mm28m+9=0m^2 - 8m + 9 = 0
* **シ**: m28m+9=0m^2 - 8m + 9 = 0m2m+=0m^2 - \text{シ}m + \text{ス} = 0 と比較すると、シ = 8、ス = 9。
* **セ**: m28m+9=(m4)216+9=(m4)27=0m^2 - 8m + 9 = (m - 4)^2 - 16 + 9 = (m-4)^2 - 7 = 0 より、(m4)2=7(m-4)^2 = 7
* **タ**: (m4)2=7(m-4)^2 = 7 より、m=4±7m = 4 \pm \sqrt{7}。つまり、m=p±qm = p \pm \sqrt{q} の形で表される。
* **チ**: m=4±7m = 4 \pm \sqrt{7} より、p=4p = 4
* **ツ**: m=4±7m = 4 \pm \sqrt{7} より、q=7q = 7

3. 最終的な答え

ア: 12\frac{1}{2}
ウ: 44
エ: 44
オカ: 1212
キ: 4m1\frac{4}{m-1}
ケコ: 12m+1\frac{12}{m+1}
サ: m2m+12m+1\frac{-m^2-m+12}{m+1}
シ: 88
ス: 99
セ: 44
ソ: 77
タ: ②
チ: 44
ツ: 77

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