方程式 $x^2 + |x-1| + |x-3| = 4$ を解く問題です。

代数学絶対値二次方程式方程式場合分け
2025/5/29

1. 問題の内容

方程式 x2+x1+x3=4x^2 + |x-1| + |x-3| = 4 を解く問題です。

2. 解き方の手順

絶対値記号を外すために、xx の範囲を3つに分けて考えます。
(i) x3x \geq 3 のとき
x1>0x-1 > 0 かつ x30x-3 \geq 0 なので、x1=x1|x-1| = x-1 かつ x3=x3|x-3| = x-3 となります。
よって、方程式は x2+(x1)+(x3)=4x^2 + (x-1) + (x-3) = 4 となり、x2+2x8=0x^2 + 2x - 8 = 0 と変形できます。
これを因数分解すると、(x+4)(x2)=0(x+4)(x-2) = 0 となり、x=4,2x = -4, 2 を得ます。
しかし、x3x \geq 3 の範囲で考えているので、x=4,2x = -4, 2 は不適です。
(ii) 1x<31 \leq x < 3 のとき
x10x-1 \geq 0 かつ x3<0x-3 < 0 なので、x1=x1|x-1| = x-1 かつ x3=(x3)=3x|x-3| = -(x-3) = 3-x となります。
よって、方程式は x2+(x1)+(3x)=4x^2 + (x-1) + (3-x) = 4 となり、x2+2=4x^2 + 2 = 4 と変形できます。
さらに、x2=2x^2 = 2 となるので、x=±2x = \pm \sqrt{2} となります。
1x<31 \leq x < 3 の範囲で考えると、x=2x = \sqrt{2} が適します(21.414\sqrt{2} \approx 1.414)。
(iii) x<1x < 1 のとき
x1<0x-1 < 0 かつ x3<0x-3 < 0 なので、x1=(x1)=1x|x-1| = -(x-1) = 1-x かつ x3=(x3)=3x|x-3| = -(x-3) = 3-x となります。
よって、方程式は x2+(1x)+(3x)=4x^2 + (1-x) + (3-x) = 4 となり、x22x=0x^2 - 2x = 0 と変形できます。
さらに、x22x=0x^2 - 2x = 0 より、x(x2)=0x(x-2)=0となるので、x=0,2x=0, 2を得ます。
しかし、x<1x < 1の範囲で考えているので、x=0x = 0 が適します。x=2x=2 は不適です。

3. 最終的な答え

x=2,0x = \sqrt{2}, 0

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