与えられたグラフから指数関数 $y = ca^x + b$ と対数関数 $y = \log_a(x+b) + c$ の各係数 $a, b, c$ の値を求めます。

代数学指数関数対数関数グラフ方程式係数
2025/5/30

1. 問題の内容

与えられたグラフから指数関数 y=cax+by = ca^x + b と対数関数 y=loga(x+b)+cy = \log_a(x+b) + c の各係数 a,b,ca, b, c の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、指数関数のグラフについて考えます。
漸近線が y=1y = -1 であることから、b=1b = -1 とわかります。
よって、式は y=cax1y = ca^x - 1 となります。
グラフは点 (0,1)(0, 1) を通るので、1=ca011 = ca^0 - 1 より、c=2c = 2 とわかります。
これで式は y=2ax1y = 2a^x - 1 となります。
さらに、グラフは点 (1,3)(1, 3) を通るので、3=2a113 = 2a^1 - 1 となり、a=2a = 2 とわかります。
したがって、指数関数の係数は a=2,b=1,c=2a=2, b=-1, c=2 です。
次に、対数関数のグラフについて考えます。
漸近線が x=1x = -1 であることから、b=1b = 1 とわかります。
よって、式は y=loga(x+1)+cy = \log_a(x+1) + c となります。
グラフは点 (0,2)(0, -2) を通るので、2=loga(0+1)+c-2 = \log_a(0+1) + c より、c=2c = -2 とわかります。
これで式は y=loga(x+1)2y = \log_a(x+1) - 2 となります。
さらに、グラフは点 (3,0)(3, 0) を通るので、0=loga(3+1)20 = \log_a(3+1) - 2 となり、2=loga(4)2 = \log_a(4) より、a2=4a^2 = 4 となります。
ここで、aa は対数の底なので、a>0,a1a > 0, a \neq 1 を満たす必要があります。したがって、a=2a = 2 となります。
したがって、対数関数の係数は a=2,b=1,c=2a=2, b=1, c=-2 です。

3. 最終的な答え

指数関数: a=2,b=1,c=2a = 2, b = -1, c = 2
対数関数: a=2,b=1,c=2a = 2, b = 1, c = -2

「代数学」の関連問題

ある映画館の入場券には、1300円の大人券、800円の子供券、2000円の親子ペア券の3種類がある。ある日の入場券の販売額の合計は272900円であった。大人券の販売枚数は親子ペア券の販売枚数の半分よ...

連立方程式不等式文章題
2025/6/1

$a^2 + b^2 = c^2$ かつ $a + c = 81$ を満たす正の整数 $a, b, c$ の組み合わせは何通りあるかを求める問題です。

ピタゴラス数整数解方程式数論
2025/6/1

与えられた6つの二次式を因数分解する問題です。 (1) $2x^2 + 3x + 1$ (2) $5x^2 - 12x + 4$ (3) $8x^2 + 2x - 3$ (4) $4x^2 - 11x...

因数分解二次式二次方程式
2025/6/1

与えられた2つの2次式を因数分解する問題です。 (1) $4x^2 + 3xy - 7y^2$ (2) $8x^2 - 2xy - 15y^2$

因数分解2次式たすき掛け
2025/6/1

(1) 2次関数 $y = x^2$ のグラフを$x$軸方向に2倍した後、$x$軸方向に3、$y$軸方向に-1平行移動したグラフを表す式を求める。 (2) 2次関数 $y = -x^2 + 2x + ...

関数2次関数指数関数有理関数グラフ平行移動対称移動漸近線
2025/6/1

与えられた式 $x^4 + 2x^2 + 9$ を因数分解します。

因数分解多項式平方完成
2025/6/1

与えられた式 $(x^2 + 5x + 4)(x^2 + 5x + 6) - 24$ を展開して簡単にします。

多項式展開因数分解置換
2025/6/1

与えられた式を計算します。 $$\frac{\sqrt{3}-\sqrt{2}}{\sqrt{3}+\sqrt{2}} + \frac{\sqrt{3}+\sqrt{2}}{\sqrt{3}-\sqr...

式の計算有理化根号
2025/6/1

与えられた4つの等式が成り立つかどうかを判定し、成り立たない場合は右辺を修正して正しい等式に修正する問題です。

複素数平方根計算
2025/6/1

2次方程式 $x^2 - 4x - 2 = 0$ の2つの解を $a, b$ ($a < b$) とする。 (1) $a, b$ の値をそれぞれ求めよ。 (2) $a^2 + b^2$, $\frac...

二次方程式不等式絶対値解の公式整数
2025/6/1