(1) 2次関数 $y = x^2$ のグラフを$x$軸方向に2倍した後、$x$軸方向に3、$y$軸方向に-1平行移動したグラフを表す式を求める。 (2) 2次関数 $y = -x^2 + 2x + 5$ のグラフを$y$軸方向に3倍した後、原点に関して対称移動したグラフの頂点の座標を求める。 (3) 指数関数 $y = 2^{x-1}$ のグラフを$y$軸に関して対称移動した後、$y$軸方向に5平行移動したグラフを表す式を求める。 (4) 有理関数 $y = \frac{4x+3}{2x-1}$ のグラフを$x$軸方向に関して対称移動した後、$x$軸方向に-2平行移動したグラフの漸近線を求める。

代数学関数2次関数指数関数有理関数グラフ平行移動対称移動漸近線
2025/6/1
はい、承知いたしました。それでは、画像に記載された数学の問題を解いていきます。

1. 問題の内容

(1) 2次関数 y=x2y = x^2 のグラフをxx軸方向に2倍した後、xx軸方向に3、yy軸方向に-1平行移動したグラフを表す式を求める。
(2) 2次関数 y=x2+2x+5y = -x^2 + 2x + 5 のグラフをyy軸方向に3倍した後、原点に関して対称移動したグラフの頂点の座標を求める。
(3) 指数関数 y=2x1y = 2^{x-1} のグラフをyy軸に関して対称移動した後、yy軸方向に5平行移動したグラフを表す式を求める。
(4) 有理関数 y=4x+32x1y = \frac{4x+3}{2x-1} のグラフをxx軸方向に関して対称移動した後、xx軸方向に-2平行移動したグラフの漸近線を求める。

2. 解き方の手順

(1)
- xx軸方向に2倍は、xxx2\frac{x}{2}に置き換えることで実現できる。よって、y=(x2)2=x24y = (\frac{x}{2})^2 = \frac{x^2}{4}
- xx軸方向に3平行移動は、xxx3x-3に置き換えることで実現できる。よって、y=(x3)24y = \frac{(x-3)^2}{4}
- yy軸方向に-1平行移動は、yyy+1y+1に置き換えることで実現できる。よって、y+1=(x3)24y + 1 = \frac{(x-3)^2}{4}
- 整理すると、y=(x3)241=x26x+941=x26x+54y = \frac{(x-3)^2}{4} - 1 = \frac{x^2 - 6x + 9}{4} - 1 = \frac{x^2 - 6x + 5}{4}
(2)
- yy軸方向に3倍は、yyy3\frac{y}{3}に置き換えることで実現できる。よって、y3=x2+2x+5\frac{y}{3} = -x^2 + 2x + 5、つまり、y=3x2+6x+15y = -3x^2 + 6x + 15
- 原点に関して対称移動は、xxx-xyyy-yに置き換えることで実現できる。よって、y=3(x)2+6(x)+15-y = -3(-x)^2 + 6(-x) + 15、つまり、y=3x2+6x15y = 3x^2 + 6x - 15
- 頂点の座標を求めるために平方完成する。y=3(x2+2x)15=3(x2+2x+1)153=3(x+1)218y = 3(x^2 + 2x) - 15 = 3(x^2 + 2x + 1) - 15 - 3 = 3(x+1)^2 - 18。したがって、頂点の座標は(1,18)(-1, -18)
(3)
- yy軸に関して対称移動は、xxx-xに置き換えることで実現できる。よって、y=2x1y = 2^{-x-1}
- yy軸方向に5平行移動は、yyy5y-5に置き換えることで実現できる。よって、y5=2x1y - 5 = 2^{-x-1}
- 整理すると、y=2x1+5y = 2^{-x-1} + 5
(4)
- xx軸に関して対称移動は、yyy-yに置き換えることで実現できる。よって、y=4x+32x1-y = \frac{4x+3}{2x-1}、つまり、y=4x+32x1y = -\frac{4x+3}{2x-1}
- xx軸方向に-2平行移動は、xxx+2x+2に置き換えることで実現できる。よって、y=4(x+2)+32(x+2)1=4x+112x+3y = -\frac{4(x+2)+3}{2(x+2)-1} = -\frac{4x+11}{2x+3}
- 漸近線を求める。y=4x+112x+3=2(2x+3)+52x+3=252x+3y = -\frac{4x+11}{2x+3} = -\frac{2(2x+3)+5}{2x+3} = -2 - \frac{5}{2x+3}
水平漸近線は y=2y = -2 であり、垂直漸近線は 2x+3=02x+3=0 すなわち x=32x = -\frac{3}{2}

3. 最終的な答え

(1) y=x26x+54y = \frac{x^2 - 6x + 5}{4}
(2) (1,18)(-1, -18)
(3) y=2x1+5y = 2^{-x-1} + 5
(4) y=2y = -2x=32x = -\frac{3}{2}

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