a, b, x, y は実数とする。以下の4つの命題において、それぞれ必要条件、十分条件、必要十分条件、またはそのいずれでもないかを判断する。 (1) $ab \neq 0$ は $a \neq 0$ であるための( )条件。 (2) $x > 0$ は $x > 1$ であるための( )条件。 (3) $x > 0$ は $x + y > 0$ であるための( )条件。 (4) $a^2 - 6a + 9 = 0$ は $a = 3$ であるための( )条件。

代数学命題必要条件十分条件必要十分条件不等式二次方程式
2025/5/29

1. 問題の内容

a, b, x, y は実数とする。以下の4つの命題において、それぞれ必要条件、十分条件、必要十分条件、またはそのいずれでもないかを判断する。
(1) ab0ab \neq 0a0a \neq 0 であるための( )条件。
(2) x>0x > 0x>1x > 1 であるための( )条件。
(3) x>0x > 0x+y>0x + y > 0 であるための( )条件。
(4) a26a+9=0a^2 - 6a + 9 = 0a=3a = 3 であるための( )条件。

2. 解き方の手順

(1) ab0ab \neq 0 ならば、a0a \neq 0 かつ b0b \neq 0 である。したがって、a0a \neq 0 であることは真である。
一方、a0a \neq 0 であっても、ab=0ab = 0 となる場合がある(例えば、b=0b = 0 の場合)。したがって、ab0ab \neq 0a0a \neq 0 であるための十分条件である。
(2) x>0x > 0x>1x > 1 であるための条件を考える。
x>1x > 1 ならば x>0x > 0 は真である。
一方、x>0x > 0 であっても、x>1x > 1 とは限らない(例えば、x=0.5x = 0.5 の場合)。
したがって、x>0x > 0x>1x > 1 であるための必要条件である。
(3) x>0x > 0x+y>0x + y > 0 であるための条件を考える。
x>0x > 0 ならば、x+y>0x + y > 0 とは限らない(例えば、x=1,y=2x = 1, y = -2 の場合、x+y=1<0x + y = -1 < 0)。
x+y>0x + y > 0 ならば、x>0x > 0 とも限らない(例えば、x=1,y=2x = -1, y = 2 の場合、x+y=1>0x + y = 1 > 0)。
したがって、x>0x > 0x+y>0x + y > 0 であるための必要条件でも十分条件でもない。
(4) a26a+9=0a^2 - 6a + 9 = 0a=3a = 3 であるための条件を考える。
a26a+9=(a3)2=0a^2 - 6a + 9 = (a - 3)^2 = 0 より、a=3a = 3 である。
a=3a = 3 ならば、a26a+9=326(3)+9=918+9=0a^2 - 6a + 9 = 3^2 - 6(3) + 9 = 9 - 18 + 9 = 0 である。
したがって、a26a+9=0a^2 - 6a + 9 = 0a=3a = 3 であるための必要十分条件である。

3. 最終的な答え

(1) 十分
(2) 必要
(3) ×
(4) 必要十分

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