まず、与えられた微分方程式を Bernoulli 微分方程式の形に変形します。Bernoulli 微分方程式は、一般的に
dxdy+P(x)y=Q(x)yn の形をしています。
dxdy+x1y=xy2logx 次に、Bernoulli 微分方程式を解くために、変数変換を行います。v=y1−n とおきます。ここで、n=2 なので、v=y1−2=y−1 となります。 v=y1 より、y=v1 なので、dxdy=−v21dxdv となります。 これを元の式に代入します。
−v21dxdv+x1v1=x1v21logx dxdv−x1v=−x1logx これは、線形微分方程式です。積分因子を求めます。
I(x)=e∫−x1dx=e−logx=elogx−1=x1 両辺に積分因子 x1 を掛けます。 x1dxdv−x21v=−x21logx dxd(x1v)=−x21logx 両辺を積分します。
∫dxd(x1v)dx=∫−x21logxdx x1v=∫−x21logxdx 部分積分を行います。u=logx, dv=−x21dx とすると、du=x1dx, v=x1 です。 ∫−x21logxdx=x1logx−∫x1x1dx=xlogx−∫x21dx=xlogx+x1+C したがって、
x1v=xlogx+x1+C v=logx+1+Cx v=y1 だったので、 y1=logx+1+Cx