x-z平面上の2次元ベクトル場 $\vec{F} = -\frac{1}{2}z\hat{i} + x\hat{k}$ の回転を計算します。ここで $\hat{i}$ はx軸方向の単位ベクトル、$\hat{k}$ はz軸方向の単位ベクトルです。

応用数学ベクトル場回転偏微分ベクトル解析
2025/5/31

1. 問題の内容

x-z平面上の2次元ベクトル場 F=12zi^+xk^\vec{F} = -\frac{1}{2}z\hat{i} + x\hat{k} の回転を計算します。ここで i^\hat{i} はx軸方向の単位ベクトル、k^\hat{k} はz軸方向の単位ベクトルです。

2. 解き方の手順

まず、ベクトル場 F\vec{F} の回転を計算します。2次元ベクトル場 F=P(x,z)i^+Q(x,z)k^\vec{F} = P(x,z)\hat{i} + Q(x,z)\hat{k} の回転は、以下のように定義されます。
rot(F)=QxPzrot(\vec{F}) = \frac{\partial Q}{\partial x} - \frac{\partial P}{\partial z}
今回のベクトル場では、P(x,z)=12zP(x,z) = -\frac{1}{2}z であり、Q(x,z)=xQ(x,z) = x です。したがって、偏微分は以下のようになります。
Qx=xx=1\frac{\partial Q}{\partial x} = \frac{\partial x}{\partial x} = 1
Pz=z(12z)=12\frac{\partial P}{\partial z} = \frac{\partial}{\partial z}(-\frac{1}{2}z) = -\frac{1}{2}
よって、回転は以下のようになります。
rot(F)=1(12)=1+12=32rot(\vec{F}) = 1 - (-\frac{1}{2}) = 1 + \frac{1}{2} = \frac{3}{2}

3. 最終的な答え

ベクトル場 F=12zi^+xk^\vec{F} = -\frac{1}{2}z\hat{i} + x\hat{k} の回転は 32\frac{3}{2} です。

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