問題は2つあります。 (1) 3点 A(5, 5), B(2, -4), C(-2, 2) を通る円の方程式を求める問題。 (2) 3点 A(5, 5), B(2, -4), D(a, b) を通る円が存在しないような $a$ と $b$ の関係式を求める問題。

幾何学円の方程式座標平面直線3点を通る円
2025/5/31
はい、承知いたしました。問題文を読み解き、解答を作成します。

1. 問題の内容

問題は2つあります。
(1) 3点 A(5, 5), B(2, -4), C(-2, 2) を通る円の方程式を求める問題。
(2) 3点 A(5, 5), B(2, -4), D(a, b) を通る円が存在しないような aabb の関係式を求める問題。

2. 解き方の手順

(1) 円の方程式を x2+y2+lx+my+n=0x^2 + y^2 + lx + my + n = 0 とおきます。
3点 A, B, C を通るので、それぞれの座標を代入して3つの式を立てます。
52+52+5l+5m+n=05^2 + 5^2 + 5l + 5m + n = 0
22+(4)2+2l4m+n=02^2 + (-4)^2 + 2l - 4m + n = 0
(2)2+222l+2m+n=0(-2)^2 + 2^2 - 2l + 2m + n = 0
これを整理すると
5l+5m+n=505l + 5m + n = -50 (1)
2l4m+n=202l - 4m + n = -20 (2)
2l+2m+n=8-2l + 2m + n = -8 (3)
(1) - (2) より 3l+9m=303l + 9m = -30l+3m=10l + 3m = -10 (4)
(2) - (3) より 4l6m=124l - 6m = -122l3m=62l - 3m = -6 (5)
(4) + (5) より 3l=163l = -16l=163l = -\frac{16}{3}
(4) に代入して 163+3m=10-\frac{16}{3} + 3m = -103m=10+163=1433m = -10 + \frac{16}{3} = -\frac{14}{3}m=149m = -\frac{14}{9}
(3) に代入して 323289+n=8\frac{32}{3} - \frac{28}{9} + n = -8n=8323+289=729969+289=1409n = -8 - \frac{32}{3} + \frac{28}{9} = -\frac{72}{9} - \frac{96}{9} + \frac{28}{9} = -\frac{140}{9}
よって円の方程式は x2+y2163x149y1409=0x^2 + y^2 - \frac{16}{3}x - \frac{14}{9}y - \frac{140}{9} = 0
これを9倍して 9x2+9y248x14y140=09x^2 + 9y^2 - 48x - 14y - 140 = 0
(2) 3点 A, B, D を通る円が存在しないのは、3点が一直線上にあるときです。
A(5, 5), B(2, -4), D(a, b) が一直線上にある条件は、直線 AB の方程式を求めて、Dの座標がその直線上にあることです。
直線 AB の傾きは 5(4)52=93=3\frac{5 - (-4)}{5 - 2} = \frac{9}{3} = 3
直線 AB の方程式は y5=3(x5)y - 5 = 3(x - 5)y=3x15+5y = 3x - 15 + 5y=3x10y = 3x - 10
D(a, b) がこの直線上にあるとき、円は存在しないので、
b=3a10b = 3a - 10

3. 最終的な答え

(1) 9x2+9y248x14y140=09x^2 + 9y^2 - 48x - 14y - 140 = 0
(2) b=3a10b = 3a - 10

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