100人を対象に商品Pと商品Qに関するアンケート調査を行った結果が与えられている。商品Pに満足している人は63人、商品Qに満足している人は88人である。商品Pと商品Qの両方に満足している人の最大人数と最小人数を求め、ベン図を用いて説明せよ。
2025/5/31
1. 問題の内容
100人を対象に商品Pと商品Qに関するアンケート調査を行った結果が与えられている。商品Pに満足している人は63人、商品Qに満足している人は88人である。商品Pと商品Qの両方に満足している人の最大人数と最小人数を求め、ベン図を用いて説明せよ。
2. 解き方の手順
まず、ベン図を考える。全体集合は100人であり、商品Pに満足している人の集合をP、商品Qに満足している人の集合をQとする。
,
最大人数を求める。商品Pに満足している人が63人なので、商品Pと商品Qの両方に満足している人は最大で63人である。これは、商品Pに満足している人全員が商品Qにも満足している場合である。
したがって、
最小人数を求める。
(全体集合の人数を超えることはない)
となるのは、 が最大となるとき、つまり100人のときである。
したがって、商品Pと商品Qの両方に満足している人は、最大で63人、最小で51人となる。
ベン図による説明:
全体を長方形で表し、P, Qを円で表す。
最大人数:Pの円がQの円に含まれるような場合を考える。このとき、 はPの円そのものになるので、。
最小人数:PとQの円が重なっている部分が最も小さくなるのは、PとQの和集合が全体集合と等しくなる場合である。このとき、 であり、。
3. 最終的な答え
商品Pも商品Qも両方満足している人の最大人数:63人
商品Pも商品Qも両方満足している人の最小人数:51人