整数 $m$ について、「$m$ が偶数である」ための、「$m$ が 6 の倍数である」ことは、必要条件、十分条件、必要十分条件のいずれであるかを問う問題です。

数論整数の性質必要条件十分条件倍数偶数
2025/6/1

1. 問題の内容

整数 mm について、「mm が偶数である」ための、「mm が 6 の倍数である」ことは、必要条件、十分条件、必要十分条件のいずれであるかを問う問題です。

2. 解き方の手順

mm が 6 の倍数である」ならば「mm が偶数である」かどうかを考えます。もしそうならば、mm が 6 の倍数であることは、mm が偶数であるための十分条件です。
次に、「mm が偶数である」ならば「mm が 6 の倍数である」かどうかを考えます。もしそうならば、mm が 6 の倍数であることは、mm が偶数であるための必要条件です。
十分条件であり、必要条件でもあるならば、必要十分条件となります。
(1) mm が 6 の倍数ならば、m=6km = 6k (kは整数) と表せます。すると、m=2(3k)m = 2(3k) となり、mm は偶数です。したがって、mm が 6 の倍数であることは、mm が偶数であるための十分条件です。
(2) mm が偶数であるとしても、mm が 6 の倍数であるとは限りません。例えば、m=2m=2 は偶数ですが、6 の倍数ではありません。したがって、mm が 6 の倍数であることは、mm が偶数であるための必要条件ではありません。
したがって、mm が 6 の倍数であることは、mm が偶数であるための十分条件ではあるが必要条件ではありません。

3. 最終的な答え

(2)十分条件であるが必要条件でない

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