与えられた数(32, 200, 60)に対して、正の約数の個数と、その約数の総和を求めます。

数論約数素因数分解約数の個数約数の総和
2025/8/3

1. 問題の内容

与えられた数(32, 200, 60)に対して、正の約数の個数と、その約数の総和を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 32の場合
* 32を素因数分解します。
32=2532 = 2^5
* 約数の個数は、素因数の指数のそれぞれに1を加えて掛け合わせたものです。
(5+1)=6(5+1) = 6
* 約数の総和は、(1+2+22+23+24+25)(1 + 2 + 2^2 + 2^3 + 2^4 + 2^5) で計算できます。
1+2+4+8+16+32=631 + 2 + 4 + 8 + 16 + 32 = 63
(2) 200の場合
* 200を素因数分解します。
200=23×52200 = 2^3 \times 5^2
* 約数の個数は、 (3+1)×(2+1)=4×3=12(3+1) \times (2+1) = 4 \times 3 = 12
* 約数の総和は、(1+2+22+23)×(1+5+52)(1 + 2 + 2^2 + 2^3) \times (1 + 5 + 5^2) で計算できます。
(1+2+4+8)×(1+5+25)=15×31=465(1 + 2 + 4 + 8) \times (1 + 5 + 25) = 15 \times 31 = 465
(3) 60の場合
* 60を素因数分解します。
60=22×31×5160 = 2^2 \times 3^1 \times 5^1
* 約数の個数は、(2+1)×(1+1)×(1+1)=3×2×2=12(2+1) \times (1+1) \times (1+1) = 3 \times 2 \times 2 = 12
* 約数の総和は、(1+2+22)×(1+3)×(1+5)(1 + 2 + 2^2) \times (1 + 3) \times (1 + 5) で計算できます。
(1+2+4)×(1+3)×(1+5)=7×4×6=168(1 + 2 + 4) \times (1 + 3) \times (1 + 5) = 7 \times 4 \times 6 = 168

3. 最終的な答え

(1) 32: 約数の個数 6個, 約数の総和 63
(2) 200: 約数の個数 12個, 約数の総和 465
(3) 60: 約数の個数 12個, 約数の総和 168

「数論」の関連問題

問題は、次の2つの命題が偽であることを示す反例をそれぞれ1つ挙げることです。 (1) 無理数と無理数の和は無理数である。 (2) 無理数と無理数の積は無理数である。

無理数有理数反例数の性質
2025/8/3

1から順に並べた自然数を、第$n$群が$2^{n-1}$個の数を含むように分ける。 (1) 第$n$群の最初の数を$n$で表せ。 (2) 第$n$群に含まれる数の総和を求めよ。 (3) 3000は第何...

数列等比数列等差数列群数列
2025/8/3

7で割ると4余り、9で割ると8余る300以下の自然数が何個あるかを求める問題です。

合同式剰余整数
2025/8/3

100以上1000以下の自然数の中で、5で割ると3余り、13で割ると4余る自然数は全部で何個あるか。選択肢は13, 14, 15, 16。

合同式剰余整数
2025/8/3

自然数をある規則に従って群に分けます。第$n$群は$2^{n-1}$個の数を含みます。 (1) 第$n$群の最初の数を$n$で表しなさい。 (2) 第$n$群に含まれる数の総和を求めなさい。 (3) ...

数列指数総和自然数
2025/8/2

与えられた問題は、以下の4つの問題から構成されています。 * **問題1**: 2進数 $101101_{(2)}$ を10進数に変換する。 * **問題2**: 216の正の約数の総和を求め...

進数変換約数整数の性質合同式剰余
2025/8/2

自然数 $n \geq 2$ が素数であるか、または素数の積であることを、累積帰納法を用いて証明する。

素数素因数分解数学的帰納法累積帰納法
2025/8/2

自然数 $n$ があり、$n$ を $7$ で割ると $2$ 余り、$9$ で割ると $7$ 余る。このとき、$n$ を $63$ で割ったときの余りを求める。

合同式剰余中国の剰余定理
2025/8/2

次の2つの不定方程式を満たす整数解 $(x, y)$ の組をそれぞれ1つ求める問題です。 (1) $42x + 29y = 2$ (2) $25x - 61y = 12$

不定方程式ユークリッドの互除法整数解
2025/8/2

$3n + 16$ と $4n + 18$ の最大公約数が 5 となるような、50以下の自然数 $n$ をすべて求めよ。

最大公約数ユークリッドの互除法整数の性質
2025/8/2