問題7は、東向きに10m/sで走行していた自動車が等加速度直線運動をして、4.0秒後に東向きに20m/sになったときの、加速度と変位を求める問題です。 問題8は、ビルの屋上から静かに小球を落としたところ、4.0秒後に地面に達した時の、地面に達する直前の速さとビルの高さを求める問題です。重力加速度は9.8m/s^2とします。

応用数学物理運動加速度変位等加速度運動重力
2025/6/1

1. 問題の内容

問題7は、東向きに10m/sで走行していた自動車が等加速度直線運動をして、4.0秒後に東向きに20m/sになったときの、加速度と変位を求める問題です。
問題8は、ビルの屋上から静かに小球を落としたところ、4.0秒後に地面に達した時の、地面に達する直前の速さとビルの高さを求める問題です。重力加速度は9.8m/s^2とします。

2. 解き方の手順

問題7
(1) 加速度を求める。
加速度 aa は、速度の変化 ΔvΔv を時間 ΔtΔt で割ったものとして計算できます。
a=ΔvΔt=20 m/s10 m/s4.0 s=10 m/s4.0 s=2.5 m/s2a = \frac{Δv}{Δt} = \frac{20 \text{ m/s} - 10 \text{ m/s}}{4.0 \text{ s}} = \frac{10 \text{ m/s}}{4.0 \text{ s}} = 2.5 \text{ m/s}^2
方向は東向き。
(2) 変位を求める。
等加速度運動の変位 xx は、初速度 v0v_0, 加速度 aa, 時間 tt を用いて、
x=v0t+12at2x = v_0t + \frac{1}{2}at^2 で表されます。
x=(10 m/s)(4.0 s)+12(2.5 m/s2)(4.0 s)2=40 m+20 m=60 mx = (10 \text{ m/s})(4.0 \text{ s}) + \frac{1}{2}(2.5 \text{ m/s}^2)(4.0 \text{ s})^2 = 40 \text{ m} + 20 \text{ m} = 60 \text{ m}
方向は東向き。
問題8
(1) 地面に達する直前の速さを求める。
初速度 v0v_0 = 0 m/s, 重力加速度 gg = 9.8 m/s^2, 時間 tt = 4.0 sなので、
地面に達する直前の速さ vv は、v=v0+gtv = v_0 + gtで求められます。
v=0+(9.8 m/s2)(4.0 s)=39.2 m/sv = 0 + (9.8 \text{ m/s}^2)(4.0 \text{ s}) = 39.2 \text{ m/s}
(2) 地面からのビルの高さを求める。
初速度 v0v_0 = 0 m/s, 重力加速度 gg = 9.8 m/s^2, 時間 tt = 4.0 sなので、
ビルの高さ hh は、h=v0t+12gt2h = v_0t + \frac{1}{2}gt^2 で求められます。
h=0+12(9.8 m/s2)(4.0 s)2=12(9.8 m/s2)(16 s2)=78.4 mh = 0 + \frac{1}{2}(9.8 \text{ m/s}^2)(4.0 \text{ s})^2 = \frac{1}{2}(9.8 \text{ m/s}^2)(16 \text{ s}^2) = 78.4 \text{ m}

3. 最終的な答え

問題7
(1) 加速度:⑥東向きに ①2.5 m/s^2
(2) 変位:⑥東向きに ④60 m
問題8
(1) 地面に達する直前の速さ:⑤39.2 m/s
(2) 地面からのビルの高さ:⑨78.4 m

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